木戸涼子:雨ときどき笑って |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集3 |
公開日: 2012年 10月 22日 |
このたび、キドプレスでは初の個展、木戸涼子による『雨ときどき笑って』展のご案内を申し上げます。 移り変わる天気のように、単調ではないが日々繰り返される日常。そこには多くの人が忘れがちな、たくさんの尊いものが潜在します。 『雨ときどき笑って』と名付けられた展覧会名には、ままならない日常でも、積み重なればやがて良い未来に繋がっていく、という謙虚でひた向きな作者の思いが込められています。 主にテンペラと油彩をつかって、淡く瑞々しい色調の中で柔らかな花々、軽やかな風、そして温かな笑顔などが多く描かれています。人物は体を抜け出た魂のように、天や地を自由に行き交っていたりします。 まるで夢の一場面に遭遇したかのような、見覚えのある光景と無重力感。そこには同時に、そこはかとない安心感が漂っているという不思議な魅力が特徴です。 彼女の豊かな感性によって、その一つ一つが見つめ直され、愛情を込めて丁寧に描き出されています。その断片の集積が作品となり、観る人の心に、心地のよい音色となって響くのでしょう。 木戸はそれが、誰にでも共通する「慈しみ」なのではないのか、と語っています。 今回の展覧会では木戸涼子の魅力を存分にご覧いただけるものとなっております。 [作家プロフィール] オープニングレセプション 11月17日(土)18:00 〜 20:00 全文提供:キドプレス 会期:2012年11月17日(土)~2012年12月15日(土) 時間:12:00~19:00 会場:キドプレス |
最終更新 2012年 11月 17日 |