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弥永隆広 展
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 8月 22日

《秩序と混沌(カオス) 作品1》ベニヤ、発砲樹脂、ブラックライト、蛍光顔料、アクリル | 1800mm×2400mm | 画像提供:ギャラリー58 | Copyright© Takahiro Iyonaga

弥永隆広は1956年福岡県生まれ。1982年九州産業大学大学院芸術科修了。 存在の底を突き破る「混沌性」と、それを押さえ込もうとする「秩序性」のせめぎ合い、 この二つの存在と対立が長年取り組んできたテーマです。 近年では、チューブやパイプなどを組み込んだ、物質的存在を意味する「箱」と、 ブラックライトや発光性顔料を用いた、精神的内面の存在を意味する「光」を組み合わせ 「命の有無の存在」をテーマに展開しています。 このたびの個展では、立体作品とドローイングを組み合せた8点を展示いたします。

内面より湧き上がってくる情念としての「混沌性」
この有機的で不安定なフオルムを、形式的な直線や枠によって、それを抑え込もうとする「秩序性」
この相反する要素が、画面上でせめぎあった時、生まれでる切実な存在感と緊張感みたいなもの…。
私は、そこに、作品のリアル性を感じているのです。

弥永 隆広|IYONAGA Takahiro
1956年 福岡県生まれ
1982年 九州産業大学大学院芸術科修了

<個展>
1990年 福岡県立美術館
1994・96・98・99・01・04・08・10年 ギャラリーとわーる(福岡)
2004・06・08年 ギャラリー58(東京)

<グループ展・受賞>
1981年 「サロンドルーパ展」 金賞受賞(福岡県立美術館)
1995・98・01年 「青木繁記念大賞展」(久留米石橋美術館)
1995・96・98・01・05 「平面の自在展」(福岡市美術館ほか)
1996年 「アジア国際美術展」(テグ芸術会館・韓国)
2000年 「接点展」(アクロス福岡)
2002年 「日韓現代美術展」(世宗美術館・韓国)
2004年 「英展」(田川市美術館)
2006年 「現代美術の還元と拡散展」(国立美術館・韓国)
2007年 「九州の現況展」(鹿児島市立美術館)
2007年 「 日韓現代美術展」(福岡アジア美術館)
2009年 「九州コンテンポラリーアート2009展」(福岡県立美術館)
2010年 「アートバスケット展」(長崎県立美術館)
2010年 「日・韓・中、国際美術家展」(福岡県立美術館)

全文提供: ギャラリー58


会期: 2011年8月22日(月)-2011年8月27日(土)
会場: ギャラリー58

最終更新 2011年 8月 22日
 

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