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上野王香:漁師・医者
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2014年 4月 10日

Ooka Ueno, 《The Fisherman and The Doctor.》2014, Paper and Glue

2014年4月7日(月)~4月19日(土)にかけ、Port Gallery Tでは春の企画展として、上野王香 展『漁師・医者』を開催いたします。

上野王香(うえのおうか)は1982年大阪に生まれ、幼少期を兵庫県三田市で過ごします。高校時代、そして英国に移住した現在まで一貫してコラージュ作品を作り続け、2011年にロンドンのロイヤルアカデミーアーツにおいて、作品『somatid』が展示されました。 ポートギャラリーTでの2009年の初個展以来、作家の歩みを楽しみに待ってくださる皆様との出会いが増えてまいりまして、このたびギャラリーでは3回目となる新作個展を開催する運びとなりました。上野の手から生まれる作品を見つめていると、物語には、現実を生きる力や喜びがあることを実感します。ぜひご高覧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

会期に合わせて作家も一時帰国します。4月12日(土)に楽しいワークショップを開きましょうと、あれこれ夢を出しあってアイデアを練っています。詳細が決まり次第お知らせいたします。

なお本展は、第6回「Festart Osaka 2014」の公式参加プログラムです。

[作家コメント]
漁師・医者
1866 年言語学会は言語の起源に関する研究を禁止した。
それでも私は言語学会に提出する骨を探しに旅にでることにしました。

明るい森で見つけた骨には目と耳がたくさん付いていたので、 探していたものかどうか分からず、そこにいた医者に聞いてみ ると、「この先まだ旅を続けるんだったら目と耳がたくさん必要 だから君にあげよう」と言って目と耳を一つづつくれました。

その次に暗い森で見つけた骨には少し声が残っていたものの髪が 付いていなかったので探しているものかどうか分からず、そこにいた 漁師に聞いてみると、「この先へ行くには目と耳が邪魔になるから 全部ここへ置いていくとよい」と漁師は言いました。

2人は正反対の事を言って、私はよく分からなくなりました。


上野王香

[作家プロフィール]
1982 大阪生れ
2004 Wimbledon School of Art, London 卒業
現在、ロンドン在住

個展
2009 somatid/Port Gallery T/大阪
2011 offering(Port Gallery T/大阪)
2012 上野王香コラージュ展(Calo Bookshop & Cafe/大阪)
グループ展
2007 KAFKA International 入選者展/AVA Gallery /London
2008 DOOR/ Port Gallery T/大阪
2010 WORKS#04/ Port Gallery T/大阪
Summer Exhibitiion(Royal Academy of Arts/ロンドン
入選
2007 KAFKA International/LONDON

●春の企画展
春のパーティー:4/12(土)17時より
上野王香ワークショップ:『ナショナルジオグラフィック1947』を使って「いつ・どこで・誰が・何をしたのか。コラージュゲーム」を一緒にしませんか?

日程:2014年4月12日(土)14:00~16:30


全文提供:Port Gallery T
会期:2014年4月7日(月)~2014年4月19日(土)
時間:12:00 - 19:00(土曜17:00まで)
休日:日
会場:Port Gallery T
最終更新 2014年 4月 07日
 

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