奥田文子・奥田耕司・山内裕美:想像の森 |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2011年 1月 11日 |
奥田文子は主に旅先の風景を描いています。テーマや表現された内容は至ってシンプルに仕上げられていますが、何故かしら非日常を感じさせる様な不思議な印象を与えられます。 山内裕美は日常目にしている光景を自分の解釈に置き換え表現しています。外の景色もあれば、テーブルの上の静物など様々な物を独自の色で描かれています。アクリルではなく油彩で、しかもドットを使わない新たな作品の発表となります。 奥田耕司は木を素材にした立体作品を制作しております。テーマは植物の生命力躍動感で、素材を有機的な形状に曲げ、削ることでそれらを表現しています。華道(嵯峨御流)の心得もある作家の作品の先端にまで行き届いた、美を追求する心にも触れてみて下さい。 世の中では、グローバリゼーションの波が押し寄せて来て久しいです。何でもより便利に、よりスマートになったものの、今日、美術業界においてもご多分に漏れず、しかしその変化の早さに戸惑いを感じる事もあります。便利ですが、あなたの心は満たされていますか? 今展覧会では、是非とも画廊へ足をお運び頂き、ゆっくりと、作家達が精魂込めて仕上げた本物の作品をご覧になって頂き、そこから作品について想像を巡らせたり、作品の声を聞き取って頂いたりしながら、御覧下さっている皆様お一人お一人が、そっとご自分の心と向き合って頂けるような、そんな想像の森にしたいと考えております。 ※全文提供: コウイチ・ファインアーツ 会期: 2011年1月29日(土)-2011年2月12日(土)※2月11日(祝・金)は営業 |
最終更新 2011年 1月 29日 |