チェッコ・ボナノッテ:対話 フォルム - イメージ |
展覧会
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執筆: カロンズネット編集3
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公開日: 2013年 6月 06日 |
昨年第24回高松宮殿下記念世界文化賞を彫刻部門で受賞したイタリアの彫刻家、チェッコ・ボナノッテの新作ミクストメディア展を開催いたします。 また、写真家アレッサンドラ・マリア・ボナノッテ撮影ポートレートも同時展示致します。
チェッコ・ボナノッテは長年にわたり数々のブロンズ彫刻を制作し、ヴァチカン美術館正面入口扉(2000)やパリのリュクサンブール美術館入口扉(2006)などのモニュメンタルな大作も手がけています。そして現在は新しく木彫を精力的に制作しています。家具職人であった父の工房で幼少より木と彫刻刀に親しんで育ったボナノッテは、木彫への挑戦を「時間の旅をして、子供時代に、父の仕事場に帰るのに似ていた」と語ります。
写真家アレッサンドラ・マリア・ボナノッテ(1979- )は彫刻家チェッコ・ボナノッテの次女としてローマに生まれました。主に自然や動植物の写真を多く撮影し、昨年のチェッコ・ボナノッテ世界文化賞受賞記念画集『詩的形象』掲載の新作と作家肖像写真の撮影も担当しています。
[作家プロフィール] チェッコ・ボナノッテ
1942 イタリア・マルケ州のポルト・レカナーティに生まれる。 1974 ミケランジェロ祝典のために《スカルプチュア・ポリマテリアル》を制作、ミケランジェロ生地博物館に設置される。 1995 息子のフランチェスコマリア、ピエール・パオロマリアとともに佐賀県鳥栖市の中冨記念くすり博物館の建築プロジェクトを完成させる。また、同博物館にブロンズ立体レリーフ《生命の種子》を制作、設置する。 2000 ヴァチカン美術館新正面入口のためのブロンズ大扉を制作し、教皇ヨハネ・パウロ二世によりオープニングセレモニーが行われる。 2003 奈良薬師寺大講堂落慶慶讃の献展としてチェッコ・ボナノッテ「生命の劇場」展が開催される。 2006 フランス共和国上院とリュクサンブール美術館(パリ)のためにブロンズ大扉を制作する。 「チェッコ・ボナノッテ展」が箱根彫刻の森美術館にて開催される。 2010 イタリア・トスカーナ州ヴィンチ村のサンタ・クローチェ教会の洗礼堂内にある、レオナルド・ダ・ヴィンチが洗礼を受けた洗礼盤を取り囲む彫刻作品群を制作、設置する。 2011 サクラファミリア(カトリック大阪梅田教会)教会内設置作品を制作する。また、教会の内装、外観デザインは息子で建築家のピエール・パオロマリア・ボナノッテが行う。 2012 第24回高松宮殿下記念世界文化賞・彫刻部門を受賞する。
全文提供:ヒロ画廊
会期:2013年6月10日(月)~2013年8月9日(金) 時間:10:00 - 19:00 休日:日・祝 会場:ヒロ画廊
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最終更新 2013年 6月 10日 |