赤摩千穂 WORKS展「クツ? くつ・・・ それでも靴!」 |
展覧会 |
執筆: カロンズネット編集 |
公開日: 2010年 9月 21日 |
本展覧会は、アーティストの赤摩千穂氏の手による可愛らしい動物や虫、また美味しそうなお菓子などに姿を変えた靴作品を展示します。 赤摩氏にとって、観覧する方々が思わず笑みをこぼしてしまう楽しさや驚きを発見してくれることが、作品づくりの原動力の1つとなっています。日々なくてはならない、しかもデザイン性も重視される「靴」というアイテムは、ごく自然に見る人の心を開き、そして赤摩氏自身のイマジネーションをも存分に刺激してくれる存在です。単に“美しい靴を創る”ということに飽き足らず、独自の視点で「靴」を改めて見直した時、誰も思いつかない、オンリーワンの靴の世界が展開し始めました。 本展では、靴のワンダーランドへの扉を開くきっかけとなった、身近な生き物をテーマとした初期の作品から、実際に口に運びたくなるような甘い誘惑の『スイーツ』シリーズ、そして独特の感覚で“和”の世界観を意識した、『赤摩流ネオジャポニスム』ともいえるシリーズの最新作、また、本展で初の試みとなるサプライズ作品まで、一堂に展覧いたします。 作品を通じ、「デザイン」というものによって、いかに我々の日常生活が彩り豊かになり、ハッピーな瞬間を重ねていくことができるのかを教えてくれる展覧会です。 染織と靴づくりを学び、オリジナルのテキスタイルを使った靴をつくり始めた頃は、作品はファッション色の強いものでしたが、発表を重ねるごとに、ただの靴好きが靴の持つ別の顔や奥深さに心を捉えられてゆくのです。 誰もが知っている日用品である靴。それはつくる側と見る側を一瞬にして結びつけてくれる魔法のアイテムです。そして、そのフォルムは私たちの想像力をかきたて、幸せな気持ちにしてくれます。靴としてだけでなく、靴という媒体の向こう側にある物語をも体感していただければ幸いです。 赤摩 千穂(あかま ちほ) ※全文提供: ポーラ ミュージアム アネックス 会期: 2010年12月4日(土)-2011年1月16日(日) |
最終更新 2010年 12月 04日 |