飯嶋桃代 Recovery room ―― ましましいねつるかも |
展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2021年 2月 09日 |
近年「疾患と治癒」をテーマに立体や映像でのインスタレーションを発表する飯嶋。 今回の展覧会タイトルの副題「ましましいねつるかも」は伊予国風土記逸文からの引用で、古代の薬や温泉の神スクナヒコナが瀕死の状態で温泉に浸かり、回復時に「しばらくの間寝ていたかのようだ(ましましいねつるかも)」と言葉を発したところから来ています。 病を眠りや臨死体験のように捉え、目が覚めた時には全て白昼夢だったかのように次のステージへと進んでいく。今回の展示会場は病を回復していく空間として「Recovery room」と付けられました。 脳痙攣(のうけいれん)患者の脳波を楽譜に起こした音楽(作曲家・ピアニスト久保田翠との協働)や、日本最古の薬とされる蒲黄(ほおう)と振り子を使った物理現象を取り入れた作品、 木蝋(もくろう)と木材で作られた人体一部の彫刻などで構成され、病とそれを治癒する二つの力の微妙なバランスや兆候など、ささやかな変化を視覚と聴覚の両面から感じられるインスタレーションとなります。 常に新たな視点で考察された美しくも儚く、独特の世界観を見せてくれる飯嶋。今回もお見逃しなく是非ご高覧下さい。 助成:公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京
https://g-tokyohumanite.com/exhibitions/2021/0208.html
全文提供:ギャルリー東京ユマニテ
会期:2021年2月8日(月) 〜 2021年2月27日(土) 時間:10:30-18:30 休日:日曜祝日 会場:ギャルリー東京ユマニテ
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最終更新 2021年 2月 08日 |