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Published: May 16 2014 |
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華麗なる深紅の世界へ―
「旅に出たいと思った。 船に乗って荒海を渡り、飛行機で大空を飛び、 ながい電車を乗り継いで.........。 まだ見ぬ薔薇色の都市に出かけてみたい」蜷川有紀
常に表現者であり続ける蜷川有紀。その才能は女優業だけにとどまらず、絵画の分野でも開花しています。デビュー作となった、つかこうへいの「サロメ」をきっかけに、数々の異色の舞台や映画でその存在感を発揮し、さらに新境地である脚本・監督を務めた映画「バラメラバ」を発表。その多岐に渡る活躍が評価され2008 年には情報学会芸術大賞を受賞しました。彼女の多彩な表現力は、その飽く事を知らぬ美への探求心によって深みを増しているのです。
2005 年より女優業を休業し絵画制作に専念している蜷川。彼女の作品は日本古来の岩絵の具を使用することで、その華麗なる世界観を存分に表現しています。常に「薔薇」をテーマとしている作品群は、多くのファンを魅了しつづけ、シンガポールのアートフェアにも出品されるなど、今後は海外での活躍も期待されています。
今回で3 度目となるBunkamura Gallery での個展では、大作「薔薇のガレー船」「薔薇の旅人」等の“ 旅 ”をテーマにした多数の新作と、2013 年に大阪で発表した「薔薇迷宮」の作品群など、思いっきり愉しく華やかな蜷川有紀の世界が繰り広げられます。是非ご高覧ください。
[作家プロフィール] 1978 年 つかこうへい構成・演出『サロメ』にて、三千人の応募者の中から主役に選ばれ女優としてデビュー。 1981 年 映画『狂った果実』でヨコハマ映画祭新人賞受賞など様々な異色の作品に出演し、確実な演技で評価を得る。 2008 年 Bunkamura Gallery にて絵画展『薔薇めくとき』を開催。同年度情報文化学会・芸術大賞受賞。 2012 年『薔薇都市』(Bunkamura Gallery)、2013 年『薔薇迷宮』( 大丸心斎橋店イベントホール) などの個展も大盛況をおさめる。 その他、テレビ東京開局45 周年番組「寧々・おんな太閤記」タイトル画、ワコールPR 誌表紙画なども手がけ、岩絵の具で描き上げた魅惑的な作品が女性たちの圧倒的な支持を得てる。また、日本文化デザインフォーラム会員、(財)全国税理士共栄会文化財団評議員、芸術活動分野選考委員、2013 年InnovativeTechnologies 特別賞選考委員(経済産業省)等として多くの文化活動にも貢献している。
☆イベントスケジュール☆
★6/7(土) 14:00~ OPENING TALK 【創作の秘密を語る】 ※榎本了壱(クリエイティブ・プロデューサー)× 蜷川有紀
★6/8(日) 14:00~ POETRY READING 【薔薇の朗読会】 ※朗読:蜷川有紀 ゲスト:夏原晃子(造形作家)
★6/14(土) 14:00~ SPECIAL TALK 【薔薇を哲学する】 ※谷川渥(美学者)× 蜷川有紀
全文提供:Bunkamuraギャラリー
会期:2014年6月7日(土)~2014年6月15日(日) 時間:10:00~19:30 会場:Bunkamuraギャラリー
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Last Updated on June 07 2014 |