青秀祐:マルチロール・ファイター |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 11月 11日 |
ことし初頭に航空科学博物館で開催した「TRIAL」展では多くの航空ファンを魅了し、また3月にアキバタマビ21で開催された「act」展では、日本画科出身の作家としては異例ともいえるインスタレーション「1000PAX INVASION」を発表した青秀祐。 航空産業に人間の原点を見出し、その発展と空への憧れを作品化しています。 本展のタイトルとなっている「マルチロール・ファイター」とは、多用途戦闘機とよばれるタイプの航空機を示します。戦術の変化に対応し、武装の変更と改良により新たな使命をもって活躍する戦闘機は、ひとつのモチーフが波紋となって無限にひろがる様相に似ます。 そしてそこには、時代の変化や各国の思想が浮き彫りにされていくのです。 アートが世界各国の文化を代表するように、それぞれの任務につき空を舞う飛行機には、国民に先駆けて自国を防衛する「代表者」の姿が重なります。このふたつの側面と交錯しながら、青秀祐の作品は美術におけるマルチロールとは何かを考察します。 青秀祐(あお・しゅうすけ) ※全文提供: eitoeiko 会期: 2011年11月12日(土)-2011年12月10日(土) |
最終更新 2011年 11月 12日 |