展覧会
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執筆: 記事中参照
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公開日: 2021年 10月 15日 |
KUNST ARZTでは、池内美絵の個展を開催します。 池内美絵は、生きる事の本質を観察、研究、表現するアーティストです。 約600匹のヤスデの飼育、博物館を楽しむための活動「MUSUME」、「KOBE喫茶探偵団」などと並行して、飲み込んで排泄後、組み立てた人形「アリス(2008)」、精液の染み込んだティッシュで制作した「リース(2009)」、自身の尿で育てた「サフラン(2005)」・・・。一見「かわいい」と思わせておいて、素材や背景を知ってしまった鑑賞者の脳裏からは消去しがたい“怪作”を制作し続けています。 本展では、「あいちトリエンナーレ」で表現の自由問題に巻き込まれた「百代の過客」展(2019)において、会場に置かれた抗議ビラから作った新作「コサージュ」の初展示になります。天皇家の紋章である菊の形状に作られており、コサージュが祝い事の場で貴婦人が付けるものだったという由来を知ると、一方的な暴力の残骸が美を伴った強いメッセージとなって突き返されていることに気付きます。 (KUNST ARZT 岡本光博)
http://kunstarzt.com
全文提供:KUNST ARZT
会期:2021年10月12日(火) 〜 2021年10月17日(日) 時間:12:00-18:00 休日:月曜日 会場:KUNST ARZT
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最終更新 2021年 10月 12日 |