展覧会
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執筆: カロンズネット編集
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公開日: 2010年 10月 14日 |
大西久展の新作展です。淡い色調のキャンバスの上に不可思議な物体が浮遊しています。不思議に水分を含んだそれらは、実体なのか影なのかも不明瞭なまま、画面の中を流動し柔らかく小さな運動を繰り返し見るものを画面の奥へと誘います。油彩で描かれた大作3点と50号三点、他に小品を展示予定です。
作家コメント 作品や制作について 対象物の存在よりも「いま」「ある」ことで自らと関わりをもつすべてのことに意識が向けられる。偶然か必然かもわからず確かに触れているような感覚、リアリティと呼ぶには不確かな、無意識や虚無とは異なる飽和的な、まるでゼリーのような密度と水のような流動性を含み漂う空間の関わり。画面の揺らぎや振幅の発生にささやかなきっかけと多大な効果をもたらすものは、いつも身近で無関係をよそおう「存在」たちである。
大西 久 1967年兵庫県明石市に生まれる。 1992年大阪教育大学大学院美術教育研究科修了 主な個展 1991年よりギャラリー白(大阪)で個展多数。 1994年 信濃橋画廊/大阪。2002年 アートスペース羅針盤/東京。2003年 ギャラリーGAN/東京[2005] 2007年ギャラリー21+葉/東京2008年 西宮市岡之山美術館/兵庫 2009年コバヤシ画廊/東京 主なグループ展 1992年「永原富洋・大西久展」信濃橋画廊/大阪 2000年「第14回現代日本絵画展」宇部市文化会館[第15回展] 2003年「第3回夢広場はるひ絵画ビエンナーレ」はるひ美術館<優秀賞>/ 「現代作家の眼」岡山県総合文化センター 2004年「VOCA 2004現代美術の展望-新しい平面の作家達」上野の森美術館/東京
※全文提供: コバヤシ画廊
会期: 2010年10月18日(月)-2010年10月23日(土)
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最終更新 2010年 10月 18日 |