Kumiko Negami+Risa Watanabe:Naked Dress |
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Published: February 20 2013 |
unseal contemporaryでは、ねがみくみこ、渡辺里紗の二人展を開催いたします。
二 人は大学院で同窓ですが、それぞれまったく異なったスタイルの立体を制作しながら、お 互いに意識する存在だったそうです。 ねがみくみこは、大文字のアートに違和感を持ち、日常生活で遭遇する出来事を天性のユー モアを武器にアイロニカルに切り取り、造形化する作家です。「こういうのもありだったの か!」と思わず呟いてしまうサプライズある作品が持ち味で、その独創性は同世代の作家たち の中でも際立っています。
他 方渡辺里紗は、対象のイメージを自己流に(主観的に)作り上げていくねがみと対極にあ るようなスタイルを持っています。対象のフォルムにとことん拘りながら、余分なものでき るだけそぎ落とし、その存在のあり方に迫ろうとするものです。結果、作品はハンブルな佇 まいでありながら、言葉にならない言葉を語り出すかのような力を持っています。 ねがみの作品はそのコンセプトからあるいは絵画でも表現可能かも知れません。しかし渡辺 の狙いはおそらく立体でしか実現できないでしょう。ここでは立体作品への二つのアプロー チが交錯しています。だからこそお互いに意識した存在になっているのだと思われます。
二人の作家がガチに(しかし相互にレスペクトしながら)激突する本展にどうかご期待くだ さい。ねがみくみこは7点、渡辺里紗は12点の新作を展示いたします。
[作家コメント] お便器アートのような、高尚なアレにウ○コ玉を投げてやるべく、より低俗に活動を続けています。今回の私のテーマは「さり気なく装う」です。 そのへんにある、イスや電気メーターに擬態をして、 気付かれるのを待つドキドキ感。 見つけてほしいおちゃめなきもち。 日々のときめき、おおらかなこころで楽しんでいただけたら幸いです。
ねがみくみこ
今回の作品は、人間や動物をモチーフにしている。 人間や動物には、自然のもつ形の複雑さ、割り切れないような曖昧なふくらみがたくさんある。 形の深さや質などに現れる、複雑で曖昧なだけに一瞬で見えなくなってしまうような何かを、 感じ、捉えることができればと考えている。
渡辺里紗
[作家プロフィール] ◆ねがみくみこ 2006 東京芸術大学美術学部彫刻科 卒業 2008 東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻 修了
[個展] 2009 「スターだらけの」 Gallery MoMo 2010 「ザギンでシースーを」 CASHI Contemporary Art SHIMA 2012 「ロマンティックがとまらない」 unseal contemporary
[グループ展] 2005 「’82」 東京芸術大学・大学会館 2006 「No.9Jack」 東京芸術大学・第9講義室 「体験展in東京」 東京芸術大学・大学会館 「第2回アトリエの末裔あるいは未来」展 旧平櫛田中邸 2007 tsuranari-ART EXHIBITION- MARUIKE HOUSE 藝大アーツイン丸の内 東京・丸ビル 「第3回アトリエの末裔あるいは未来」展 旧平櫛田中邸 2008 「New-laid eggs」展 Gallery MoMo 「100 degrees Fahrenheit vol.0」 CASHI 「Gallery MoMo Ryogoku Opening Exhibition」 Gallery MoMo 2009 「愛と笑いと涙を」 CASHI
[アートフェア] 2010 ネオ・リアリズム ―新たな時代の空気― 2011 行商~ギャラリー・サーカス 2012 New City Art Fair NY, USA
◆渡辺里紗 1980年東京生れ
2006 武蔵野美術大学造形学部彫刻科卒業 2008 東京芸術大学大学院 彫刻専攻修了 2011 東京芸術大学大学院博士後期課程彫刻専攻修了
[個展] 2012 ギャラリーモーツァルト
[グループ展] 2006~2009「第2回~第5回アトリエの末裔あるいは未来」展 旧平櫛田中邸 2010 土屋現代美術画廊
Opening Party 3月8日 18:00 - 20:00
全文提供:unseal contemporary
会期:2013.3.8~2013.4.14 時間:12:00 - 19:00 Closed on Thursday from Monday 会場:unseal contemporary
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Last Updated on March 08 2013 |