伊藤文化財団設立30年記念―寄贈作品の精華 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 3月 11日 |
兵庫県立美術館は、さまざまな方々のご支援をいただきながら日々活動しています。その中でも本当に大きなお力添えをいただいているのが、「財団法人伊藤文化財団」です。このたびのコレクション展Ⅰでは、その設立30年を記念して、同財団による寄贈作品を中心とした展示を行います。 「伊藤文化財団」は、伊藤ハム株式会社創業社長・伊藤傳三氏のご遺志により、1981(昭和56)年に設置されました。その設立趣旨には、「近年におけるわが国の物質文化の発展に比して、必ずしも精神文化が均衡ある姿で熟成していないことを憂い、兵庫県下の美術館や文化施設等の一層の充実を期すために、民間の立場から協力することにより、優れた芸術文化を鑑賞する機会の提供とその拡大を推進して、県民文化の向上発展を期したい」とうたわれています。 以来30年間にわたって、兵庫県立近代美術館、そして兵庫県立美術館は、作品の寄贈・展覧会やコンサートへの援助・図書の寄贈など、様々な形で大きなご支援をいただいてきました。2011(平成23)年3月現在、寄贈作品は約700点、寄贈図書は約4,000点に上ります。 本展は、当館のコレクションを代表する近代洋画の名品の数々、繊細であるためまとめて展示する機会の少ない安井曾太郎・小出楢重の貴重な素描、現代美術からは後期の「具体」の重要な作品群など幅広い寄贈作品の全容を紹介し、公共文化施設への貢献の意義を広く伝える企画です。 関連行事 2. 学芸員によるギャラリー・トーク 3.ミュージアム・ボランティアによるガイドツアー ※全文提供: 兵庫県立美術館 会期: 2011年3月26日(土)-2011年7月3日(日) |
最終更新 2011年 3月 26日 |