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Published: April 24 2013 |
H.P.FRANCE WINDOW GALLERY より、華やかな色彩や装飾と独自の人物描写が特徴的な大久保如彌の展覧会を ご案内いたします。 装飾的なパターンは人々の永遠の憧れの象徴として描かれ、ファッションの持つ記号的な意味を取り入れることで重層的な イメージの広がりを持たせています。また、作品中に多く登場する人物は大久保自身を表すと同時に観る人が自己を投影する こともできる対象としても捉えることができます。 H.P.FRANCE WINDOW GALLERY では初めてとなる展覧会を是非この機会にご高覧ください。
[作家コメント] 私は夢のような世界を描こうとしている。 人々が理想だと思うような。 しかしその世界のイメージは、私たちそれぞれの中から生み出されたものではなく、多くはメディアなどで流される情報によるものだ。 どのような服装で、どのような場所で食事をし、どのような所に住むのか。 外での振る舞い、装いから、家の中のとてもプライベートな所までも、理想化されたイメージに私たちは左右されている。 そしてそれらの理想を実現するために生まれる多くの矛盾がある。 豊かさを裏で支える多くの人々や、人間以外の動植物や自然環境等がある。 また、自身を理想に近づけよう、維持しようとすることで生じるストレスもある。 共通の理想や社会のイメージを人々が共有するという事は、本来は社会や他者とより良く関わりたい、より良い社会を作りたいという願いによるものであっただろう。 しかし私が住むような先進国では、物で溢れ、理想化したイメージはどんどん肥大化し、暴走し、表面的なビジュアルのイメージを重視した社会を作り出しているように見える。 それにより本来求めていたはずの人と社会との関わりは阻害されている。 では私たち自身は、このように多くの矛盾を孕んでいる事に気がついていないのだろうか。 本当はこんなことはおかしい、と分かっているのではないか。 それでも進んで行くその先に私たちは何を求め、どのような世界があるのだろうか。 このような事を考えながら制作をしている。
2013 大久保如彌
[作家プロフィール] 大久保如彌 Naomi Okubo 1985 東京都生まれ 2009 武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業 2011 武蔵野美術大学大学院美術専攻油絵コース修了 [個展] 2011 「それはあたかも夢のように見える」 GALLERY MoMo Roppongi (東京) 2010 「もういいかい?もういいよ」 GALLERY MoMo Ryogoku (東京) 2008 東京都庁第一本庁舎 3F南側空中歩廊(東京) Naomi Okubo 「どこのこそのここのこはどのこ」 GALLERY MoMo (東京) [グループ展] 2012 「Complex」 日本橋髙島屋美術画廊X(東京) 「Summer Group Show」 GALLERY MoMo Roppongi (東京) 「interaction vol.1」 GALLERY MoMo Roppongi (東京) 2011 「再生 Part.2」 GALLERY MoMo Ryogoku(東京) 「分岐展 」 GALLERY MoMo Roppongi (東京) 「ART AWARD TOKYO 丸の内 2011」 行幸地下ギャラリー(東京) 2008 「Opning Exhibition」 GALLERY MoMo Ryogoku(東京) 2007 「ワンダーシード」 トーキョーワンダーサイト渋谷(東京) 「ときめき☆鑓水ランデヴー」 鑓水青年美術館(東京) 「トーキョーワンダーウォール 2007」 東京都現代美術館(東京) 「収集癖」 三番ギャラリー(東京) 2005 「シェル美術賞」 代官山ヒルサイドテラス(東京)
オープニングレセプション:2013年 5 月 24 日(金) 19:00-21:00
全文提供:H.P.FRANCE WINDOW GALLERY
会期:2013.5.24~2013.7.4 時間:(WEEKDAYS)11:00 - 21:00, (SUNDAYS & HOLIDAYS)11:00 - 20:00 会場:H.P.FRANCE WINDOW GALLERY
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Last Updated on May 24 2013 |