うじまり:Japanese girl in 2011 ! |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 9月 11日 |
米はマメに世話をしなければ育たない。育たなければ食べるものがなく、生きていけない。 言い方を変えれば、日本人にはマゾイズム的側面があり、それが、自然に拘束されるという形で満たされていた。 日本の自然環境に沿った形で宗教が生まれたり、または、政府が日本の自然環境に沿った形の「生き方」を提示していた。 国民はそれを信じ、提示された生き方によって幸せを感じていた。 敗戦後、政府の主張が戦前と変わった。 信じていたことをすると生きづらい出来事が起こり、別のことをした場合に生きやすい出来事が起こるようなった。 信じていたことに裏切られた感覚が日本国民に根付き、それが反映された社会が自然と出来上がった。 日本に根付いている、敗戦のトラウマである。 「肌や髪を傷め、外国人に似せること」が、現代の日本人女性にとってのおしゃれ。 「髪や肌を傷める」ことが、日本人のマゾイズム的部分を無意識に満たしている。それは何のために、しているんだろう。 元々は「生きる」ために、自然に拘束されるという形で満たされていた、日本人のマゾイズム的部分。 元々は「生きる」ために創造力を使っていたが、今は「男性に守られる」ために創造力を使っている。 3.11の東日本大震災によって、大変な状況にある日本。今こそ「男性に守られる」ためではなく、「生きる」ために創造力を使うべきだ。 「Japanese girl in 2011 !」 おしゃれって楽しいよね。髪が伸びると、うっとおしいけど嬉しいよね。マニキュア塗ると、料理できなくなるけどトキメクよね。マスカラ塗ると、目に入るけどウキウキするよね。ハイヒールを履くと、歩きづらいけど自信が持てるよね。 でもそれって、何のためにしてるんだろう。 今、日本は大変だけど、楽しく生きたいよね。「楽しく生きる」 そのためには、何をすれば良いだろう。私の作品が、考えるきっかけ的なものになれば、と思う。みんな持っている「創造力」を、今必要な方向へ向けたい。 全文提供: うじまり 会期: 2011年9月24日(土)~2011年10月1日(土) |
最終更新 2011年 9月 24日 |