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ソフィー・ドラポルト:Sophie Delaporte / Astier de Villatte
展覧会
執筆: カロンズネット編集   
公開日: 2010年 10月 14日

《Le cache cache》2008年|C-print|42x63cm
画像提供:hpgrp GALLERY 東京
Copyright © Sophie Delaporte

人気の陶器ブランド「アスティエ・ド・ヴィラット」のイメージを撮り続ける写真家Sophie Delaporte (ソフィー・ドラポルト)の写真展。

1971年パリで生まれたソフィーは、ENSLL(ルイ・ルミェール国立高等学 校)で写真を学んだ後、IDなどイギリスの雑誌で写真を発表しました。現在はVogue Italy、Vogue Japanなどの雑誌や、Herm?s、Le Bon March?、Dior、John Gallianoと いった国際的なファッションブランドとのコラボレーションを数多く行なっています。

アスティエ・ド・ヴィラットとソフィーは、約8年前にソフィーがアスティエのアト リエをフランス人の服飾デザイナーIsabel Marant (イザベル・マラン)とのプロジェ クトの為に訪れたのをきっかけに出会いました。すぐに意気投合した彼らはその後多 くのプロジェクトでコラボレーションしています。アスティエのカタログカバーの撮 影をきっかけに、彼らのコラボレーションはウェブサイトの世界観づくりにまで広が り、ソフィーのイメージは徐々にアスティエのブランドイメージ構築に大きく貢献す るようになりました。彼らはバルテュスやダヴィッド、カラヴァッジオといった画家 や、クロード・カーン、ポール・ヌジェ、レ・ブルームなどの写真家から影響を受け ており、それは彼らが初めて一緒に作ったイメージからも見受けられます。

ソフィーのアトリエは、彼女がミザンゼーヌ(全ての視覚的要素)の構築と破壊を繰 り返す小さな劇場のようで、全てがこじんまりと心地よいスケールで作られています。 作品に登場するエミリーはアスティエを象徴する女神のようです。イヴァン、ブノワ、 エミリーそしてウィルの4人がこの小さな演劇のメインキャラクターです。これらの写 真はソフィーのミザンセーヌを発見すると同時に、彼女独特の色彩の扱い方も見るこ とが出来ます。

Sophie Delaporte/ソフィー・ドラポルト
1971 パリ生まれ
【展覧会履歴】
2009 Sous Les Etoiles Gallery, NY
2008 Needlework, Scream Gallery, UK
2007 Works on Paper, Galerie Marion Meyer, NY
2006 Who’s that girl? Vanina Holasek Gallery, NY
2006 Photo London, Galerie Marion Meyer, UK
2005 ST’ART 05, international art fair, Strasbourg, France, Works on Paper, Galerie Marion Meyer, NY
2004 The Abused Eye, Galerie Marion Meyer, Paris, Art Chicago, USA, Galerie Marion Meyer
2003 Art Paris, Galerie Marion Meyer
2002 Le Mois de la Photo, Galerie Marion Meyer, Paris
1998 Biennal of Firenze, Italy
1997 Group show, Jeremy Scott, at Colette, Paris
1997 Group show, 50 years of la Maison Saint Laurent, NY
1996 FPIM, Biarritz
1994 FPIM, Carrousel du Louvre, Paris

ASTIER de VILLATTE〔アスティエ・ド・ヴィラット〕
デザイナーのイヴァン・ペリコーリと、ブノア・アスティエ・ド・ヴィラットはパリの美術大学で出会いました。1996年、彼らはテーブル・アートについては何も知らずに会社を立ち上げ、歩道で拾い集めたもの、蚤の市で見つけた古いものからインスピレーションを受けて「夢のオブジェ」を創作。2000年にパリ中心部のサントノーレ通173番地にアスティエ・ド・ヴィラット ブティックを開店しました。
店内は彼らの作品である家具、食器、オブジェをはじめ数えきれないほどの魅力的なオブジェであふれています。 アスティエ・ド・ヴィラットの商品はすべて、オリジナル・デザイン。陶器はイル・ド・フランスの黒い土を使い、パリ市内の工房で制作しています。釉薬の絶妙なさじ加減で透明感とニュアンスのある白い陶器に仕上がります。陶器の表面は均一ではなく、気泡のあとや下地の濃い陶土の色が透けて見え、熟練の職人の手仕事が垣間見られます。

※全文提供: hpgrp GALLERY 東京


会期: 2010年11月13日(土)-2010年11月28日(日)

最終更新 2010年 11月 13日
 

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