CHRISTMAS EXHIBITION 2009 |
展覧会
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執筆: カロンズネット編集
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公開日: 2009年 11月 23日 |
キドプレスでは、はじめてとなるグループ展を開催いたします。宇田川愛、木戸涼子、阪本トクロウ、安田豊による、新作のオリジナル作品・版画作品を発表いたします。4名の作家が、それぞれ独自の世界を楽しませてくれます。 初日には、作家たちもレセプションに参加の予定です。 宇田川愛 / Ai Udagawa 1979年東京生まれ。 2004年に東京芸術大学大学院を修了後、渡独。2008年まで国立カールスルーエ芸術大学絵画科にて学ぶ。同年帰国し、KIDO Press,Inc.個展を開催。純白のシルクの生地を微妙な色合いで染めることが、まず宇田川が作品を制作するときの描き出しです。どこかの場所で独自に発展し続けるユートピアをテーマに描き続けています。なお、同時期にドイツのgalerie merkle(Stuttgart)にて、2010年1月30日までグループ展に参加しています。 木戸涼子 / Ryoko Kido 1984年に武蔵野美術大学大学院を修了後、1986年にNY大学に留学。以降N.Y.に滞在。94年に帰国後、制作発表を続ける。テンペラと油彩を素材とし、絵の具のも持つ発色の美しさやマチエールの微妙なニュアンスを大切に描かれる作品。何気ない日々の中から作家が独自の視点で見つめ直した風景。そこには人の心にいつも抱かれている「慈しみ」の情念が溢れる色彩と共に表現されています。なお、12月4日〜2010年3月19日まで小淵沢アートビレッジ内、八ヶ岳ロッヂ・アトリエにて個展も開催いたします。 阪本トクロウ / Tokuro Sakamoto 1975年山梨県生まれ。 1999年東京芸術大学日本画科を卒業。早見芸術学園にて学び、その後昭和シェル石油現代美術賞入賞、第21回安田火災美術財団選抜奨励展、VOCA 2008などに参加、その他多くの個展、グループ展を開催。阪本の描く世界は、ふと懐かしさを感じるのどかな日常の風景です。昼下がりの公園にたたずむ遊具、静かな湖面をすすむスワンボート、走行中の車から眺める風景など、馴染みのモチーフを扱いながらも、その世界は、まるで夢の中のような独特の非日常感が漂っています。今回の展覧会では、新作の版画・オリジナル作品を発表いたします。(写真は出展作品とは異なります。) 安田豊 / Yutaka Yasuda 1979年福島県生まれ。2007年に東京芸術大学院を修了。いわゆる典型的な「ファミコン世代」と呼ばれ、幼少期をデジタル画像と共に過ごした彼は、身近に感じるコンピューターのなかの画像、特にインターネット上に氾濫するアニメーションやゲームソフトのキャラクターをはじめとしたデジタルイメージを巧みに抽出しながら独自の私的世界に昇華し、転化させます。ポップな色使いでシンボリックに描かれた男の子・女の子たちからは、みな夢見心地でありながらも、どこ物憂げなセンチメンタリズムが漂っています。今回、鏡やステンレスなどの金属板を用て描かれたオリジナル作品数点を展示予定です。 ※全文提供: キドプレス
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最終更新 2009年 11月 28日 |