笠原出:かくれんぼ |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2009年 11月 20日 |
笠原出は東京芸術大学美術学部を卒業後、1994年にアーティスト共同体の先駆けである「スタジオ食堂」の設立に参加。1990年代半ばから現在に至るまで、数多くの個展やグループ展にて作品を発表し、精力的に活動を続けるアーティストです。 笠原はこれまで一貫して「笑い」をテーマに作品を制作してきました。作品の主軸として繰り返し登場するモチーフ「笑うオバケ」は、目鼻がなく口だけで「笑い」を表現しています。単なるニコリとした笑顔、皮肉っぽいニヤリとした表情、はたまた無表情のようにも感じられ、鑑賞者に「笑いという現象とは一体何か?」と、問いかけてくるかのようです。 今回の展示では、複数の「笑うオバケ」が実際にある風景の中に描かれた絵画作品を発表します。これまで制作された立体作品にはない物語性を孕んだ笠原の絵画表現を、是非たくさんの方にご覧頂きたいと思います。 笠原 出 Izuru Kasahara ※全文提供: Art Center Ongoing |
最終更新 2009年 11月 11日 |