[作家コメント]絵具のシミが集まって、色が何層にも重なって、そうやってできた画面はどこまでも広がる宇宙のような、微生物の集まりのような、そんな皮膚のように感じる。気づくと、誰でもない誰かの顔が浮かんでいた。どこまでも広がっていく感覚が、境界線を曖昧なものにする。誰でもなかったはずの顔は、もしかしたら自分自身なのかもしれない。(森下)
[作家プロフィール]森下 茅 MORISHITA Kaya1991 兵庫県生まれ2010 京都造形芸術大学美術工芸学科洋画コース 入学現 在 京都造形芸術大学美術工芸学科洋画コース 四回生