浅井純介:煉瓦1/1 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2011年 5月 24日 |
陶芸家浅井純介の新作展。 浅井は1945年愛知県生まれ。早稲田大学卒業後、愛知県立瀬戸窯業訓練校で陶芸を学び、以降30年にわたり日常使いの器を中心に制作発表を続け、そのシンプルな作品は多くの注目を集めています。ギャルリー東京ユマニテでは、1986、89年にユマニテ名古屋店で、同じく陶芸家として活躍の鯉江良二氏との二人展で展覧会を開催しました。 浅井の作る器は黄瀬戸、灰釉、粉引、黒釉銀彩など多岐にわたりますが、極限までそぎ落としたシンプルな形は土の温かみをストレートに感じさせ、使い込むほどに存在感の増す力強い作品です。 今まで器を中心に発表をしてきた浅井ですが、今回の新作展では、様々な釉薬を使い作り出された煉瓦を思わせる約20cmの長方体の作品が約30数点、画廊空間にインスタレーション展示されます。一見、何気ない花器のようなフォルムですが、日常使いの器とは違った、陶による新作となる今回、今まで構想を温めてきた浅井の新たな展開をお見逃しなく是非ご高覧下さい。 浅井純介 あさい・じゅんすけ ※全文提供: ギャルリー東京ユマニテ 会期: 2011年6月13日(月)-2011年6月25日(土) |
最終更新 2011年 6月 13日 |