今年最後の展覧会は、石内都による個展を開催致します。5年ぶりの関西での展覧会です。2008年に広島市現代美術館での「ひろしま」展でスタートし、その展示と写真集「ひろしま」で第50回の毎日芸術賞を受賞。二つの大きな回顧展をへて、普天間基地を背に建つ佐喜眞美術館での「ひろしま」はそのテーマの複雑さと共に、現在を生きる広島の遺品たちの美しさが際立つ内容でした。
2010年に新たに寄贈された遺品を撮影した新作を中心に展示致します。今までの6会場の中で最小の凝縮した展示になると思います。持ち主を喪って65年を超え存在する遺品たち。写真になることで改めてその存在感が近くに感じられます。是非、この機会に見て頂きたく思います。
※11/14(日)14:00-15:30 吉岡洋さん(京都大学大学院文学研究科教授)と石内都との対談を開催致します。 「今を生きる記憶、ひろしま」 @Calo(同ビル5F) 参加費1000円(税込・1ドリンク付)定員:30名(要予約) お申し込み:06-6445-3557
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石内都 群馬県生まれ、横須賀育ち。初期三部作「絶唱、横須賀ストーリー」「APARTMENT」「連夜の街」で街の空気、気配、記憶を捉え、同い歳生まれの女性の手と足をクローズアップした「1・9・4・7」以後身体にのこる傷跡シリーズを撮り続ける。'79年第4回木村伊兵衛賞。'99年第15回東川賞国内作家賞、第11回写真の会賞、'06年日本写真協会賞作家賞受賞。'05年「Mother's 2000-2005 未来の刻印」でヴェネチア・ビエンナーレ日本代表。'09年写真集「ひろしま」(集英社)、写真展「ひろしま Strings of time」(広島市現代美術館)により第50回毎日芸術賞受賞。第3回国際 写真センター・トリエンナーレ(N.Y)招待作家。2010年、ニューヨーク、沖縄、東京、大阪で個展。
関連企画 石内都x町口覚(アートディレクター)@宝塚メディア図書館 11/28(日)13:30-15:30 参加費2000円(図書館有料会員は無料で参加頂けます) お申し込:0797-76-5720 E-mail:
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全文提供: The Third Gallery Aya
会期: 2010年11月13日(土)-2010年12月18日(土)12:00~19:00(土曜日17:00まで)|日・月曜休廊 オープニングレセプション: 2010年11月13日 (土)17:00-19:00
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