横谷研二展(2016) |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2016年 7月 01日 |
横谷研二は1988年の初個展以来一貫して段ボールを素材とした空間造形を探求しています。基本的な手法は、段ボールを約5mmの巾で細長く切り出し、その断面の波形を順々に積み重ねていくによって、内側に隠されていた構造を外面へと変換することです。その新たな面を組み合わせてできる四角柱は見る角度によって様々に変化する陰影を生み、さらにそれらが林立する展示全体の光景が観る者の想像力を豊かに刺激します。 近年の展示では作品を中空に吊す方法がとられ、私たちは自らが起こす風によって静かに回転する四角柱の重なりが織りなす無限に変化し続ける空間を体感することになりました。また、昨年の個展からは、黒という色彩を用いることで強いコントラストが鮮烈な視覚効果を生み出し、より非日常的、抽象的な空間へと進化しています。 http://homepage3.nifty.com/galleryk 全文提供:Gallery K 会期:2016年7月4日(月) 〜 2016年7月9日(土) |
最終更新 2016年 7月 04日 |