大島梢:図鑑 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2009年 6月 07日 |
ミヅマ・アクションにて大島梢の待望の初個展「図鑑」を開催いたします。 大島梢は1978年生まれ、02年に東京造形大学造形学部環境計画染専攻を卒業し、04年より制作活動を開始。ギャラリーエスでの個展を経た後に07年「黒川紀章展/黒川紀章キーワードドライブ」国立新美術館、06年、08年ミヅマ・アクションのグループ展「眼差しと好奇心」に参加するなど順調に発表を重ねてきました。 大島は樹木、花、昆虫、鳥、海などの有機的なモチーフや、ときにサーカス、電車、フラッグなどが融合した心象風景を描きます。作品に繰り返し描かれるモチーフの多くは、幼少期の目線の記憶-例えば苔に這いつくばって、ミクロの森を発見する遊び-、旅先の景色、日常で見る空、ずっと馴染んできたたくさんの古い図鑑などからインスパイアされたものです。また、自宅の庭で植物を育てたり、蝶を自身で羽化させて丹念に観察し、綿密なスケッチを重ねるなど、作品はモチーフに対する執着と追求をベースに構築され、彼女の湧き出る想像力によって、さらに物語性を孕んだ作品へと発展していきます。 本展は、まさに彼女の想像力の原点となる「図鑑」と題し、大小7-8点のペインティングで構成されます。彼女が図鑑を手に想像の世界を自由に旅したように、皆様もまた、彼女の紡ぎ出す神秘的な世界を自由に旅していただければ幸いです。 ※全文提供: ミヅマアートギャラリー |
最終更新 2009年 6月 12日 |