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伊藤一洋:unknown touches
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 11月 11日

《Liquid Golden Baby No.56- 武士 ( もののふ ) の百合Ⅱ》2011年|ブロンズ|310X1050X570mm | 画像提供:hpgrp GALLERY東京 | Copyright© Kazuhiro Ito

ブロンズの可能性に挑み続ける彫刻家、伊藤一洋の新作展をご案内申し上げます。

黒く佇み現在の人間(我々)を表す「Dear Blind Phantom」シリーズ、未来に現れるであろう新種の生命体の象徴として黄金色に輝くまで磨かれた「Liquid Golden Baby」シリーズ、そして未知の存在、宇宙人として白銀色に輝く「Starman Loves You」シリーズを中心にブロンズ彫刻を作り続ける伊藤は、本展でも引き続き「彫刻は最終的には一枚の板、一本の棒になる」という自身の彫刻哲学に基づいた作品を披露致します。

原型を作らずにブロンズの塊そのものから形を見出していくその手法は、ブロンズ=鋳造という概念を覆すだけではなく、素材の永遠性と技法の即興性という時間軸のコントラストを含みます。制作過程で生まれる偶発的な形状と、磨きあげられた部分との視覚的対比も重なり、単一素材とは思えない程豊かな表情を見せてくれる伊藤彫刻をこの機会にぜひご高覧ください。

伊藤一洋 Kazuhiro Ito
1972年  福岡県生まれ
1997年  武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業

個展
2010 「fallen genius」hpgrpギャラリー東京(東京)
        「The return of the thin bright duke」 ヤマネアートラボ(福岡)
2009 「Evidence」 hpgrpギャラリー東京(東京)
2008 「The baby can dance, phantom cry」 hpgrpギャラリー東京(東京)
2007 「LIQUID GOLDEN BABIES」ギャルリー東京ユマニテ(東京)
2006 「LIQUID GOLDEN BABY」to.ko.po.la(福岡)
2005 「彫刻の本能 vol.2」 なびす画廊(東京)
2002 なびす画廊(東京)
2000 「焼かれ猿、立ち眩んで半歩」田中画廊(東京)
1999 「焼かれ猿の顎」田中画廊(東京)数

【グループ展】
2010 「love and punishment」 aura gallery (北京)
        「久月」 aura gallery (北京)
        「DIMENSIONS-版表現、その広がり-」東京日本橋髙島屋6階美術画廊X (東京)
2009 「掌9」ラディウム レントゲンヴェルケ(東京)
2008 「Moeglichkeit(メークリヒカイト)」ラディウム レントゲンヴェルケ(東京)
        「無題/UNTITLED」 hpgrpギャラリー東京(東京)
2007 「彫刻の本能 vol.3」 hpgrpギャラリー東京(東京)
2005 「奇妙な庭、にて」田中画廊(東京)
2004 三人展「火群の芽」桃林堂画廊(東京)
2003 二人展「彫刻の本能」なびす画廊(東京)
         ギャラリーなつか(東京)
        「Melting Pot」田中画廊(東京)

※全文提供: hpgrp GALLERY東京


会期: 2011年11月30日(水)~2012年1月15日(日)
会場: hpgrp GALLERY東京
オープニングレセプション:  2011年11月30日(水)19:00~21:00※19:00まで準備のため閉廊

最終更新 2011年 11月 30日
 

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