展覧会
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執筆: カロンズネット編集
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公開日: 2010年 7月 20日 |
ギャラリーでは初となる絵画で構成された川上由夏展がスタート。どこか幻想的にも見える世界は、川上自身が実際に見えているモノ、体感しているコトだと言います。絵の前に長く立っていると、溢れる色彩の奥に何かが見えてくるような不思議な感覚は、自然豊かな環境に育つことで川上が得た交感によるものかもしれません。本展では、水をモチーフにした新作を発表します。本格的な夏に向かうこの季節、ぜひご高覧下さい。
作家コメント 世界は不思議に満ちていて、驚きと感動を与えてくれます。 私たちを取りまく「外側」にある自然の存在を見ることで、皮膚一枚下に抱える「内側」の自然を見ているような不思議な感覚に囚われることがあります。それは占いをするときの感覚のようでもあり、そこに何か真理がかくされているような気がして、多くの人が信じてしまう要素だと思います。そこには、様々な姿・形に姿を変え、どちら側にも存在している水が大きく関わっているのではないかと考えます。 水をモチーフに、この感覚の蓄積を絵画の生成に重ね視覚化することで、外部と内部を繋ぐ空間や眼差しを表現出来ればと思います。 (川上由夏)
川上由夏(Yuka Kawakami) 1982年大阪府生まれ。2005年成安造形大学造形美術科洋画クラス卒業。 個展:2008年 川上由夏展(ギャラリーDEN/大阪) グループ展: 2009年「DOOR 2009」(Port Gallery T/大阪) 2006年 「ART COURT Frontier 2006」(ART COURT Gallery/大阪)
※全文提供: Port Gallery T
会期: 2010年7月19日(月)-2010年7月24日(土)
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最終更新 2010年 7月 19日 |