公開:2009年09月03日
会期:2009年08月01日~2009年10月04日 会場:東京都現代美術館本展は伊藤の1974年から2009年にかけての制作の軌跡を見ることができる貴重な機会である。展示室だけではなくアトリウムや中庭を積極的に利用した展示は・・・
公開:2009年08月31日
会期:2009年06月26日~2009年07月19日 会場:瑞聖寺アートプロジェクト16個のサッカーボールが整然と地面すれすれの地点で宙づりにされている。サッカーボールは出荷前の姿なのか、真新しく汚れひとつない。一瞥すると、いや熟視してもそれらが一体何なのか、容易に語りかけてくることはない。
公開:2009年08月27日
会期:2009年08月01日~2009年10月18日 会場:高橋コレクション日比谷誤解のないようここで強調しておきたいのは、この文章は高橋コレクションそれ自体に向けられたものではない、ということだ。「主催者側の強い欲望を」と書いているように、私がここで批判しているのはこの展覧会の「主催者」にほかならない。
公開:2009年08月24日
会期:2009年08月01日~2009年08月30日 会場:eN artseN artsはとかく複雑な作りのギャラリーである。地上一階には通常の展示空間に加え茶室が設えてあり、高い壁面を向かいにした階段を下ると地下一階にも小規模だが展示室がある。
公開:2009年08月20日
会期:2009年07月04日~2009年07月19日 会場:gallery Archipelago部屋に入る瞬間、部屋の左隅にあるテレビモニターに自身の姿がうつし出される。部屋の右隅にカメラが設置されており、その眼は部屋の入口を向いている。それ故、「今」私は私が部屋へと入る姿を確認する。
公開:2009年08月17日
会期:2009年07月27日~2009年08月08日 会場:ギャラリー58佐藤裕一郎は〈地中〉をテーマに作品を制作している。ギャラリー58での個展は2007年から数えて今回で三度目。しかし、2007年の個展で発表した≪shadow in soil≫が赤褐色の抽象的な画面でまさしく大地であり・・・
公開:2009年08月13日
会期:2009年07月11日~2009年08月16日 会場:一宮市三岸節子記念美術館私が今いるこの場所を、たとえば日本の中の東京と捉えるのか、宇宙の中の地球と捉えるのか。津田直の新作≪果てのレラ≫を中心とした個展のレビュー。
公開:2009年08月10日
会期:2009年04月18日~2009年07月10日 会場:メルシャン軽井沢美術館この企画展は、軽井沢だからこそ成立する展覧会である。展覧会が「もうひとつの森」を見せるものである以上、鑑賞者は通常の〈森〉の姿を見知っている必要がある。オリジナルを知らずしてその翻案を楽しむことは難しい。
公開:2009年08月06日
会期:2009年06月13日~2009年07月18日 会場:gallery αM本展で見ることができる冨井大裕と中西信洋の作品もまた、物質の変成作用によって新たな「構造」を私たちに見せる。
公開:2009年08月03日
会期:2009年07月02日~2009年07月29日 会場:中京大学アートギャラリー C・スクエア石膏・木・針金・粘度・樹脂などで立体をまず作り出し、それを写真撮影したのち、現像した写真にエッチングを施すといった独自の行程で作品を制作している山田純嗣の新作展レビュー。
公開:2009年07月30日
会期:2009年05月16日~2009年06月27日 会場:Takuro Someya Contemporary Art流れ星が輝いている間に3 回願い事を唱えるとその願いが叶う。そんな言い伝えがある。実際は、1秒にも満たない流れ星の発光時間に3回願い事を唱えるのは不可能に近い。だが、山下麻衣、小林直人による『When I wish upon a star』(2004)では流れ星に30 以上の願い事を唱えるのである。
公開:2009年07月27日
会期:2009年07月11日~2009年07月21日 会場:ギャラリー歩歩琳堂2007年に忠田愛の作品を初めて表参道のスパイラルガーデンで見たとき(「混沌から躍り出る星たち」)、私は多分にその作品を先進的な「日本画」として見ていたのだと思う。今思えば、描く、というよりは、焼く、削るといった手法から生まれる画面の・・・。
公開:2009年07月23日
会期:2009年06月20日~2009年07月20日 会場:すみだリバーサイドホール・ギャラリー 人には思いつきというものがある。それは時に「ひらめき」や「アイデア」と呼ばれてもいる。いったい、いま地球上にどれほどの「アイデア」が生み出されているのかわからないが、その多くははかなくも消えていってしまうだろう。
公開:2009年07月20日
会期:2009年05月15日~2009年06月07日 会場:アイ オブ ジャイル今は花屋を営みつつも、東信がそもそもロックバンドでのデビューを目指し福岡から上京したことを知るものにとって、今回の「Distortion×Flowers」は待ちに待った展覧会と言えるのかもしれない。。
公開:2009年07月17日
会期:2009年06月15日~2009年06月20日 会場:ギャラリー山口田中は隣接するビルの非常階段などを利用し、近隣のビルの屋上や側面を、正面ないし斜め上から、デジタルカメラで撮影する。そのためピントがくまなく当たり、画面は平板な印象を持つ。
公開:2009年07月15日
会期:2009年06月10日~2009年06月21日 会場:新生堂ミニチュア的水墨画—私は山口英紀の作品を、ひとまずはそう呼びたいと思う。たとえば都市風景を細密に描いた≪空虚で均質な時間≫や≪街物語≫は、画面の上下、ないし左右がぼかされており・・・
公開:2009年07月13日
会期:2009年07月03日~2009年07月20日 会場:ギャラリー桜の木 軽井沢店阪本トクロウは、現代日本のなんでもない日常風景を絶妙な構図で構成し、空間の間(ま)を生かした画面を作り出す作家である。人工的なものが散りばめられながら人がまったく登場しない風景は、淡い色調が寂しさを・・・
公開:2009年07月10日
会期:2009年03月27日~2009年05月02日 会場:無人島プロダクション「22932」は、被写体となった一軒家の旧番地だという。故に、このシリーズにおける写真群は、全てその一軒家の敷地内における情景だ。この写真群には、この一軒家の全容を窺い知ることができるような写真は、一枚もない。
公開:2009年07月09日
会期:2009年06月05日~2009年06月27日 会場:レントゲンヴェルケ円形の画面。私たちはまるで望遠鏡を覗き込むように、そこに描かれている風景を見る。一見山水画のように見えるその風景はしかし、きわめて現実離れしている。尖形の山々らしきものがそこかしこに聳えながら・・・
公開:2009年07月06日
会期:2009年05月28日~2009年07月11日 会場:ギャラリー小柳鈴木の写真においても私たちは雪の白を見ているのか、印画紙の白を見ているのかわからなくなる。一見すれば何も写っていないかのように見えさえする「白い」写真は、鑑賞者に「写真」を見ることを問うているようだ。
公開:2009年07月02日
会期:2009年05月22日~2009年06月14日 会場:美術館「えき」KYOTO左隻は画面を覆わんばかりの日章旗。右隻は日の丸の鉢巻をし、学生服を着た年配の、同じ顔の男性が隊列を組む様が描かれている。往事にはこのような仰々しい描写によって国威高揚を目指す絵画が数多く制作されたが、これはまさに21 世紀に入ったばかりの・・・
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