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レビュー

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佐藤裕一郎:新世代への視点 2009

執筆:小金沢智 

公開:2009年08月17日

会期:2009年07月27日~2009年08月08日 会場:ギャラリー58
佐藤裕一郎は〈地中〉をテーマに作品を制作している。ギャラリー58での個展は2007年から数えて今回で三度目。しかし、2007年の個展で発表した≪shadow in soil≫が赤褐色の抽象的な画面でまさしく大地であり・・・

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津田直:果てのレラ

執筆:小金沢智 

公開:2009年08月13日

会期:2009年07月11日~2009年08月16日 会場:一宮市三岸節子記念美術館
私が今いるこの場所を、たとえば日本の中の東京と捉えるのか、宇宙の中の地球と捉えるのか。津田直の新作≪果てのレラ≫を中心とした個展のレビュー。

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Take me out to the Wonder Forest もうひとつの森へ

執筆:小金沢智 

公開:2009年08月10日

会期:2009年04月18日~2009年07月10日 会場:メルシャン軽井沢美術館
この企画展は、軽井沢だからこそ成立する展覧会である。展覧会が「もうひとつの森」を見せるものである以上、鑑賞者は通常の〈森〉の姿を見知っている必要がある。オリジナルを知らずしてその翻案を楽しむことは難しい。

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変成態-リアルな現代の物質性:Vol.2 揺れ動く物性

執筆:平田剛志 

公開:2009年08月06日

会期:2009年06月13日~2009年07月18日 会場:gallery αM
本展で見ることができる冨井大裕と中西信洋の作品もまた、物質の変成作用によって新たな「構造」を私たちに見せる。

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山田純嗣:絵画をめぐって ─ The Pure Land ─

執筆:小金沢智 

公開:2009年08月03日

会期:2009年07月02日~2009年07月29日 会場:中京大学アートギャラリー C・スクエア
石膏・木・針金・粘度・樹脂などで立体をまず作り出し、それを写真撮影したのち、現像した写真にエッチングを施すといった独自の行程で作品を制作している山田純嗣の新作展レビュー。

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山下麻衣+小林直人:The Small Mountain

執筆:平田剛志 

公開:2009年07月30日

会期:2009年05月16日~2009年06月27日 会場:Takuro Someya Contemporary Art
流れ星が輝いている間に3 回願い事を唱えるとその願いが叶う。そんな言い伝えがある。実際は、1秒にも満たない流れ星の発光時間に3回願い事を唱えるのは不可能に近い。だが、山下麻衣、小林直人による『When I wish upon a star』(2004)では流れ星に30 以上の願い事を唱えるのである。

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忠田愛 展

執筆:小金沢智 

公開:2009年07月27日

会期:2009年07月11日~2009年07月21日 会場:ギャラリー歩歩琳堂
2007年に忠田愛の作品を初めて表参道のスパイラルガーデンで見たとき(「混沌から躍り出る星たち」)、私は多分にその作品を先進的な「日本画」として見ていたのだと思う。今思えば、描く、というよりは、焼く、削るといった手法から生まれる画面の・・・。

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wah:「すみだ川のおもしろい」展

執筆:平田剛志 

公開:2009年07月23日

会期:2009年06月20日~2009年07月20日 会場:すみだリバーサイドホール・ギャラリー
    人には思いつきというものがある。それは時に「ひらめき」や「アイデア」と呼ばれてもいる。いったい、いま地球上にどれほどの「アイデア」が生み出されているのかわからないが、その多くははかなくも消えていってしまうだろう。

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東信:Distortion×Flowers

執筆:小金沢智 

公開:2009年07月20日

会期:2009年05月15日~2009年06月07日 会場:アイ オブ ジャイル
今は花屋を営みつつも、東信がそもそもロックバンドでのデビューを目指し福岡から上京したことを知るものにとって、今回の「Distortion×Flowers」は待ちに待った展覧会と言えるのかもしれない。。

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田中道子:中空

執筆:小金沢智 

公開:2009年07月17日

会期:2009年06月15日~2009年06月20日 会場:ギャラリー山口
田中は隣接するビルの非常階段などを利用し、近隣のビルの屋上や側面を、正面ないし斜め上から、デジタルカメラで撮影する。そのためピントがくまなく当たり、画面は平板な印象を持つ。

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山口英紀 展

執筆:小金沢智 

公開:2009年07月15日

会期:2009年06月10日~2009年06月21日 会場:新生堂
ミニチュア的水墨画—私は山口英紀の作品を、ひとまずはそう呼びたいと思う。たとえば都市風景を細密に描いた≪空虚で均質な時間≫や≪街物語≫は、画面の上下、ないし左右がぼかされており・・・

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阪本トクロウ:2001−2009 WORKS

執筆:小金沢智 

公開:2009年07月13日

会期:2009年07月03日~2009年07月20日 会場:ギャラリー桜の木 軽井沢店
阪本トクロウは、現代日本のなんでもない日常風景を絶妙な構図で構成し、空間の間(ま)を生かした画面を作り出す作家である。人工的なものが散りばめられながら人がまったく登場しない風景は、淡い色調が寂しさを・・・

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朝海陽子:22932

執筆:桝田倫広 

公開:2009年07月10日

会期:2009年03月27日~2009年05月02日 会場:無人島プロダクション
「22932」は、被写体となった一軒家の旧番地だという。故に、このシリーズにおける写真群は、全てその一軒家の敷地内における情景だ。この写真群には、この一軒家の全容を窺い知ることができるような写真は、一枚もない。

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妻木良三:境景

執筆:小金沢智 

公開:2009年07月09日

会期:2009年06月05日~2009年06月27日 会場:レントゲンヴェルケ
円形の画面。私たちはまるで望遠鏡を覗き込むように、そこに描かれている風景を見る。一見山水画のように見えるその風景はしかし、きわめて現実離れしている。尖形の山々らしきものがそこかしこに聳えながら・・・

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鈴木理策:WHITE

執筆:平田剛志 

公開:2009年07月06日

会期:2009年05月28日~2009年07月11日 会場:ギャラリー小柳
鈴木の写真においても私たちは雪の白を見ているのか、印画紙の白を見ているのかわからなくなる。一見すれば何も写っていないかのように見えさえする「白い」写真は、鑑賞者に「写真」を見ることを問うているようだ。

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山本太郎:ニッポン画物見遊山

執筆:小金沢智 

公開:2009年07月02日

会期:2009年05月22日~2009年06月14日 会場:美術館「えき」KYOTO
左隻は画面を覆わんばかりの日章旗。右隻は日の丸の鉢巻をし、学生服を着た年配の、同じ顔の男性が隊列を組む様が描かれている。往事にはこのような仰々しい描写によって国威高揚を目指す絵画が数多く制作されたが、これはまさに21 世紀に入ったばかりの・・・

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東信:AMPG vol.25 第四期 5月8日〜5月24日

執筆:小金沢智 

公開:2009年06月29日

会期:2009年03月18日~2009年05月24日 会場:三菱地所アルティアム
東信はノスタルジーを極度に嫌う。2009年3月、二年間運営したAMPGが終了したときも「何かの始まりでもなければ何かの終わりでもない」と言ったように、東が見つめているのは〈今〉ないし〈これから〉であり・・・

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松井沙都子:a ghost

執筆:平田剛志 

公開:2009年06月26日

会期:2009年06月09日~2009年06月14日 会場:neutron kyoto
存在するのに見えない「不在」としての存在は、幽霊を見ることができない者に見ることの限界を感じさせる。そこにありながら見える人と見えない人がいるということ。このまなざしが認識する存在の不一致は不平等だが・・・

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小谷元彦:SP 4 ‘The specter’ in modern sculpture

執筆:小金沢智 

公開:2009年06月24日

会期:2009年04月04日~2009年05月02日 会場:山本現代
白金高輪のギャラリーコンプレックス。エレベーターに乗り込み、三階のボタンを押す。チン、という音がして扉が開くと、目の前にあらわれるのが小谷元彦による騎馬像だ。ボロ衣を腰に巻き、日本刀を逆手で持つ人物は・・・

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遠藤利克:供儀と空洞

執筆:小金沢智 

公開:2009年06月22日

会期:2009年05月23日~2009年06月28日 会場:国際芸術センター青森
霧雨が降る中、国際芸術センター青森に向かう。赤松が繁り、植物が匂う林の中にその建物はある。「遠藤利克展—供儀と空洞—」のメイン会場である弓形の展示室に入った瞬間、鑑賞者を迎えるのは豪快な水の音だ。

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東島毅:絵画 光をまげる

執筆:小金沢智 

公開:2009年06月18日

会期:2009年06月01日~2009年07月11日 会場:INAXギャラリー2
ただただ黒い、ぐにゃっと途中で曲がっている絵画らしきものが、展示室のほとんどいっぱいに設置されている。東島毅の≪光をまげる—緑≫である。アクリルで描かれているにも関わらず・・・


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