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天野喜孝:TOKYO SYNC
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 10月 17日

天野喜孝「春」(部分) 2013
オートモーティブペイント、アクリル、アルミパネル
300x750x10cm
©AMANO Yoshitaka
Courtesy Mizuma Art Gallery

ミヅマアートギャラリーでは2013年11月27日より天野喜孝展「TOKYO SYNC」を開催致します。

1952年静岡市に生まれた天野喜孝は、15歳でアニメ制作会社タツノコプロに入社。「タイムボカン」シリーズや「科学忍者隊ガッチャマン」など数多くのキャラクターデザインに関わりました。独立後に手掛けた「吸血鬼ハンターD」の挿画や、特に「ファイナルファンタジー」シリーズのキャラクターデザインは天野の名を世界的なものとしています。

その繊細で妖艶・幻想的な絵柄は日本に留まらず、世界中で熱狂的な人気を博し、また現在活躍する様々な分野のクリエイターに多大な影響を与えてきました。舞台、映画の美術や衣装デザイン、映像作品の制作など、多様な領域を意欲的に横断してきた天野が、90年代後半から徐々にその活動の中心を移したのがファインアートの世界です。

条件や制約からの自由、それは天野の生来の創造性を深化させます。様々な素材が作品を構成し、あらゆる土地が天野の感覚を刺激して、全く新しい世界が生み出されています。近年用いることの多いアルミニウム板に自動車用の塗装が施された作品は、彼の描き出す神話的世界とこの時代との密接な関係を示しています。世界は天野の独創性を溶媒に混交化(Syncretism)し、作品と時代が同期(Synchronisation)していきます。

「DEVA LOKA(神々の場所)」と呼ばれる作品群はアーティスト天野喜孝の創作の中核をなすものです。画面を埋め尽くすモンスターや神々、未知の機械が渾然一体となった豊潤な世界。今展は「DEVA LOKA」の作品をはじめ、活動の原点となる誰もが知るキャラクターまで、全て新作で構成されます。未来に向けて変わり続ける東京で生み出された、新しい神話をぜひご高覧下さい。


全文提供:ミヅマアートギャラリー
会期:2013年12月27日(水)~2014年1月18日(土)
時間:11:00 - 19:00
休日:日・月曜、祝日〈冬季休廊〉2013年12月27日(金)~2014年1月6日(月)
会場:ミヅマアートギャラリー
最終更新 2013年 12月 27日
 

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