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ANDO COLLECTION
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2009年 7月 27日

舟越桂≪DR0839≫2008年|Pencil, colored pencil and pastel on paper|100.9×88cm|画像提供:アンドーギャラリー copyright(c) Katsura FUNAKOSHI

リカルダ・ロッガン≪Baumstück 3≫2007年|C-Print|120×150cm|Courtesy Galerie EIGEN + ART Leipzig/Berlin and ANDO GALLERY copyright(c) Ricarda Roggan

昨年7月の開廊から当画廊で作品を発表してきた舟越桂、中沢研、リカルダ・ロッガン、篠塚聖哉の4名の作品を厳選して紹介します。国内外で注目を集めている作家の近作をどうぞご高覧ください。

舟越桂
1951年岩手県生まれ。1975年東京造形大学彫刻科卒業。1977年東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。1980年代はじめから楠を使った木彫の人物像を制作し、具象彫刻作家として国内外で高い評価を得る。近年は両性具有のスフィンクスのシリーズを手がけ、新たな表現領域を切り開いている。2009年には毎日芸術賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。出品作品:ドローイング3点

中沢研
1970年東京都生まれ。1994年多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。展示する場所の特徴をとらえ、針金やテグスなど細く繊細な素材を用いて空間を構成するインスタレーション作家として高い評価を得ている。昨年7月当画廊にて開催した個展では、150号のキャンバスに油彩で描かれた絵画を発表。出品作品:絵画1点、ドローイング2点

リカルダ・ロッガン
1972年ドレスデン生まれ。2004年ライプツィヒ視覚芸術アカデミーにて修士号取得。旧東ドイツ地域の廃墟となった工場などから机や椅子、ベッドなどの家具を持ち出し、スタジオに運び入れ、それらが置かれていた室内の配置を再現して撮影する一連の作品で評価を得る。日本での初個展となった展覧会では樹木をモチーフとした新作「Baumstück」シリーズを発表した。出品作品:写真2点

篠塚聖哉
1970年熊本県生まれ。1996年多摩美術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業。2006年に東京都現代美術館で開催された「MOTアニュアル2006 No Border「日本画」から/「日本画」へ」で、紙にオイルパステルで描かれた抽象的な風景画で注目を集めた。篠塚の作品に現れる形は私的な景色だが、その本質は、濡れたり乾いたりを繰り返している大気の循環である。出品作品:絵画1点、ドローイング2点

全文提供: アンドーギャラリー

最終更新 2009年 9月 15日
 

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