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Summer Group Show 2013
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 7月 22日

Nobuhiro Shimura, bucket garden, 2012
Photo: Hako Hosokawa

YUKA TSURUNO GALLERYでは7月13日から8月10日まで、グループ展「Summer Group Show 2013」を開催いたします。東雲の新スペースTOLOT / Heuristicc Shinonomeへの移転後、第一回目となるグループ展として、コンセプト、コンテクスト、クオリティを重視した弊ギャラリーのセレクションにおいて所属するアーティストの様々な表現を紹介いたします。本展では、mamoru、狩野哲郎、笠井麻衣子、田村友一郎、クワン・シャンチ、流麻二果、新田友美、 志村信裕、大崎のぶゆきらの若い才能に加え、ホセ・パルラ、ティム・バーバーの作品を展示いたします。

[作家プロフィール]
mamoru
1977年大阪生まれ。ハンガーを触れ合わせるというような日々私たちが耳にしている生活のなかで不可避的に生じる音に「耳を傾け」、美を見出し、それを 音楽的体験として抽出することで、ほとんど無価値だと思われているものに価値を与えていくアーティスト。本展では最近取り組んでいる「Wind Study」の新作を発表。
http://www.afewnotes.com/

ティム・バーバー
1979年マサチューセッツ州生まれ。現在はニューヨークを拠点に活動、写真家であると共にキュレーターとしても知られている。ポートレイト、風景からナラティブなシーンに至るまで一見無造作な場面の中に混然と潜む鋭い美しさを見つけ出し、親密な感覚をもってエレガントに表現する。
http://www.tim-barber.com/

狩野哲郎
1980年宮城県生まれ。鳥と植物を内包した空間設計としてのインスタレーションなど、自然物と既製品を組み合わせた作品を通して、人間によってコント ロールしきれない世界の在り方や人間以外の第三者の視点や存在をさりげなく提示する。本展では『純粋な標識/Clear signs, Vivid tones』 (ハラ ミュージアム アーク、2012年)で発表されたガラスの平面作品を展示。
http://www.tkano.com/

笠井麻衣子
1983年愛知県生まれ。キャンバスに滑る勢いのある筆致とキャンバスの余白を生かした大胆なコンポジションが特徴。日常の風景に作家自身の作り上げた物 語を練り込み、その想像上の物語の中で生活するための訓練の必要度や、社会的に制御された側面を描き出す。
http://kasaimaiko.com/

田村友一郎
1977年富山県生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科後期博士課程在籍中。自らが撮影したものに限らず、既にあるイメージをサンプリングの手法を用い て、独自の関係性を導き出し新たな風景を立ち上げる、身体性や経験を取り入れたインスタレーション、鑑賞者を招き入れたパフォーマンスなど、表現の形態も 多岐にわたる。本展では、現在、文化庁新進芸術家海外研修制度により滞在しているベルリンで発想を得た新作を発表。
http://www.damianoyurkiewich.com/

クワン・シャンチ
1980年香港生まれ。香港のコンセプチュアルアーティストを代表する若手の中のひとり。2013年HUGO BOSS ASIA ART AWARDファイナリスト。本展では2012年に開催された弊廊での初個展の為に制作され、広島市現代美術館でも展示された代表作のひとつである「ONE MILLION」を含むビデオ作品を展示。
http://kwansheungchi.com/

流麻二果
1975年大阪生まれ。「他人への興味」をテーマに、実生活の中ですれ違った現代人の姿を、独特な色彩と線を用い、まるで風景に溶け込むような抽象画を描く。本展では新作の油彩を展示。
http://www.manikanagare.com/

新田友美
1978年奈良県生まれ。京都大学法学部卒業後、国内外で油彩画を学んだ。虚無の空間に浮かぶ不安定なひと纏まり「無限集合」として表現されたアノニマス な人物像「Infinite Set」は、私たちに存在や認識、記憶について問いかける。本展ではその24番目の作品として制作された「infinite set 24」を展示。
www.tomomi-nitta.com

ホセ・パルラ
1973年マイアミ生まれ、ブルックリン在住。言語や筆記といった要素を取り入れた表現主義的なペインティングを描く。世界中を旅する中で訪れた街の壁か らインスピレーションを受けた作品は、その土地の歴史、文化、現代社会のエネルギー、人々の記憶や心理が宿り、パルラ自身の解釈により再構築された都市の断片といえる。本展では新作のドローイ ング作品を展示(2週目より参加)。
http://www.joseparla.com/

志村信裕
1982年東京生まれ。「光をあてる」をテーマに映像プロフェクションによるインスタレーション作品を発表。実写映像を日常風景に重ねあわせることで身近 なものに新たな視点をつくりだすその表現は、路地裏から美術館まで自由に展開される。本展では「bucket garden」と「Goldfish」をギャラリー内とパブリックスペースに展示。
nshimu.blogspot.com

大崎のぶゆき
1975年大阪生まれ。平面、立体、映像など様々な表現方法を同時並行的に制作しながら独自の方法を用いて、この世界の「リアリティの不確かさ」を明らか にしようと試みる。本展では「Dimention Wall」のシリーズから新作ペインティングを展示。
http://www.nobuyuki-osaki.com/

安田悠
1982年香川県生まれ。夢の中のような情景を、既存の時空概念から解き放たれた流動的な絵画世界を創出するペインター。それはまるで、地平の向こう側に来るべき未来を覗くがごとく、予言的な風景となり立ち現れる。
http://www.yu-yasuda.com/


全文提供:YUKA TSURUNO GALLERY
会期:2013年7月13日(土)~2013年8月10日(土)
時間:11:00 - 19:00
会場:YUKA TSURUNO GALLERY
最終更新 2013年 7月 13日
 

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