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TWS-Emerging 196/197/198/199
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 6月 17日

196 齋 悠記
≪ひびとわ≫ 2010 パネル、紙、アクリル、オイルパステル、パステル

2001年の開館以来トーキョーワンダーサイト(TWS)は、様々な分野の若手支援、育成のプログラムを行ってきました。そのひとつであるTWS-Emergingは、若手アーティストの登竜門としてはじまった公募展「トーキョーワンダーウォール(TWW)」と連携したプログラムです。毎年TWWでは約1000名の応募者の中から100名の入選者が選ばれ東京都現代美術館で展示を行います。さらにその中から14名の入賞者が東京都庁内の空中歩廊などのパブリックなスペースに展示する機会を得ます。
TWS-Emergingは、この100名の入選者の中からTWSでの展示希望者を募り、審査を経て選出された作家をTWS本郷にて展示するものです。本年度は20名が選ばれ、4名ずつ順に紹介していきます。選ばれた作家たちには個展の開催にとどまらず、TWSでの様々なイベントやワークショップへの参加、さらにはTWS渋谷での展示(TEAM)やTWS青山のクリエーター・イン・レジデンスを拠点にした海外レジデンスとの交換プログラムへの派遣なども視野に入れ、各作家の活動をさらに広げることを目的とした支援を行っています。

[作家コメント]
196 齋 悠記 [まいにち]
ひとの心 海に入って感じること 道を歩いて思うこと
光の中にみえるもの 植物や土に触れて気づくこと
色を重ねることでみえてくる風景


197 笠見康大 [骨 戻る 燃える]
私は自分と世界の間にある見えない存在、メタレベルの構造に興味があり、絵を描くという行為の中でそれを出現させようと試みています。


198 風間雄飛 [どんてん]
「記憶」をテーマに作品を制作しています。過去の記憶とは日々変化していくものです。
常に新しい記憶が積み重なっていき、古い記憶は少しずつピントがはずれていくように形を失い曖昧で不確かなものになっていくものです。そうして曖昧になり、不明確になった記憶の現在の姿をそのまま表現します。ピントのずれた記憶は鑑賞者の記憶にも干渉し記憶を共有しうるでしょう。そして変化し続ける記憶の現在の姿を表現することによって現在の自分自身を表現、記録することに繋がるのだと思っています。


199 桑田まゆこ [Song]
見えないものにじっと耳をすませる
見えないものは見えないし、気づいていないかもしれないけれど
ほんとうはみんな感じていることについて近づいていきたいです


全文提供:トーキョーワンダーサイト本郷
会期:2013年6月8日(土)~2013年6月30日(日)
時間:11:00 - 19:00(最終入場30分前まで)
休日:月
会場:トーキョーワンダーサイト本郷
最終更新 2013年 6月 08日
 

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