| EN |

near/far
Events
Published: June 12 2013

 

京都嵯峨芸術大学の卒業生、タテヤマ アヤナと海野 由佳による二人展「near/far」。 近くて遠い、目の前なのに届かない、そんな距離感を無くした状態。これが今回の展覧会のテーマであり、二人の作品から伺える共通項です。 作品は、対象物に対して自己の感覚を通し、それぞれの手法で表現しています。いわば自己の感覚を投影したフィルターが、画面上で展開され、作品となっています。この展示された空間で、そのフィルターを感じ取っていただければ、と思います。

[作家コメント]
「私は、絵画の作品としての機能や、画面の効果に着目して制作をしています。
現在のねらいは、絵画における0の表現です。絵具をのせて加算されていく画面上で、いかに内容や意味合いを削ることが出来るか。この加減の到達点が0であると考えています。
具体的な手段として、設定したモチーフを自分の感覚で捉えた色彩に置き換え、その色を用いた描写を行っています。」(タテヤマ アヤナ)

「風景を中心に絵画を制作しています。風景そのものというよりは、その時、その場で感じたことをモチーフに描いています。
例えば「眩しい」「涼しい」「寂しい」等の感覚的な要素。
その時、その場で自分の目に映った風景を描くことで、それ以外の部分を伝達出来ればと考えています。
視覚的な効果から、私自身の体感を提供することを目的としています。」(海野 由佳)


全文提供:Art Space-MEISEI
会期:2013.6.25~2013.6.30
時間:11:00-18:00
closed on Monday
会場:Art Space-MEISEI
Last Updated on June 25 2013
 

Related Articles


| EN |