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高松次郎:遠近法 ― 平面上の空間
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 6月 10日

《遠近法》 No.194
個人蔵, 1967, Oil in wood, 39 X 25.5 cm
(C)The Estate of Jiro Takamatsu, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

高松次郎は、約40年にわたる美術家活動において、一貫して、対象と意味との関係性や見ることについて、また、不在性を問いながら作品を制作しました。「点」や「影」、「単体」、「複合体」など、高松自身によって名付けられたシリーズの表現形式は様々に遷移し、高松の思考を表現しています。

ユミコチバアソシエイツでは、高松作品に対する新たな視点を探る試みとして、高松の多様な思考の展開を紹介する個展を毎年開催していますが、本年は、それらの多彩な表現形式のなかから、不在性から空間へのアプローチに至る「遠近法」から「平面上の空間」までに注目し、「遠近法」のレリーフをドローイングとともに紹介いたします。 ドローイングには、作品を形にするにあたっての高松の思考のすべてが率直に表わされています。 70年代の日本の現代美術、そして高松次郎への関心が国内外で高まる今、高松の思考を再確認できる貴重な展覧会となるでしょう。ぜひ、ご高覧下さい。

■同時開催
“JIRO TAKAMATSU” ステファン・フリードマンギャラリー(ロンドン)
会期:2013年6月11日(火)―7月20日(土)
高松次郎の個展としては、イギリスでは初めての開催です。「影」作品を含む重要な初期作品が展示されます。
http://www.stephenfriedman.com/


全文提供:ユミコ チバ アソシエイツ VIEWING ROOM-shinjuku
会期:2013年6月15日(土)~2013年7月20日(土)
時間:12:00 - 19:00
休日:日・月・祝
会場:ユミコ チバ アソシエイツ VIEWING ROOM-shinjuku
最終更新 2013年 6月 15日
 

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