「楽園」とは、一切の苦しみが無く、至福に暮らせる場所の事だという。 楽園を目指す事は幸せなのか。誰にでも辿り着く事の出来る場所なのか。 楽園が存在する事は、誰にとって幸せなのか。

［作家コメント］
女性性と、自身が抱え持つアンビバレンスをテーマに、金属板に塗装、鉛筆で描写をした図像にシールで装飾を施した、平面作品を制作している。
綺麗なのにどこか怖い、目が合いそうで合わない、人型をしているのに人肌を感じない。そんな女性像を描いている。

［作家プロフィール］
佐藤岐夜美（さとうきよみ）

1978年　愛知県岡崎市生まれ
2007年　東京芸術大学 美術学部絵画科油画専攻 卒業　/　O氏記念賞受賞
2009年　東京芸術大学大学院 美術研究科絵画専攻油画修士課程 修了
2010年　東京芸術大学大学院 美術研究科絵画専攻油画研究生 修了
現在、横浜美術大学 絵画領域研究室 専任助手

2012年　第１回「kawaii＋大賞」展　/　審査員特別賞受賞
2012年　個展「女品論」/　馬喰町ART＋EAT
2012年　第48回神奈川県美術展　/　準大賞受賞
2013年　「kawaii＋大賞展」（４月２７日～７月７日）/　志賀高原ロマン美術館