| EN |

TWS-Emerging 192/193/194/195
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 5月 02日

192 木村 仁
≪b1-02≫ 2012 
パネル、ガッシュ、インク、紙

2001年の開館以来トーキョーワンダーサイト(TWS)は、様々な分野の若手支援、育成のプログラムを行ってきました。そのひとつであるTWS-Emergingは、若手アーティストの登竜門としてはじまった公募展「トーキョーワンダーウォール(TWW)」と連携したプログラムです。毎年TWWでは約1000名の応募者の中から100名の入選者が選ばれ東京都現代美術館で展示を行います。さらにその中から14名の入賞者が東京都庁内の空中歩廊などのパブリックなスペースに展示する機会を得ます。 TWS-Emergingは、この100名の入選者の中からTWSでの展示希望者を募り、審査を経て選出された作家をTWS本郷にて展示するものです。本年度は20名が選ばれ、4名ずつ順に紹介していきます。選ばれた作家たちには個展の開催にとどまらず、TWSでの様々なイベントやワークショップへの参加、さらにはTWS渋谷での展示(TEAM)やTWS青山のクリエーター・イン・レジデンスを拠点にした海外レジデンスとの交換プログラムへの派遣なども視野に入れ、各作家の活動をさらに広げることを目的とした支援を行っています。

[作家コメント]
192 木村 仁
[居なければわからないことがあるに違いないので、居ることにします。何が見えるのかは、見に来なければわかりません。]

居なければわからないことがあるに違いないので、居ることにします。まだ見ぬものを見るための一つの状況、場が現れ、それは日々変更されます。あと少しのところで一旦停滞させ、展示は始まります。何が見えるのかは、見に来なければわかりません。私は北海道稚内市出身です。展示とはあまり関係が無さそうなので、
忘れて下さい。


193 宮本ひかり
[すべての意味を作り始める あまりに青い空の下 もう二度と君を離さない]

経験の継続と意味の断絶。
どうでもいいけど、どうでもよくない。


194 鮫島ゆい [pipe dream]
pipe dream=夢物語。

私の作品はホムンクルスのようなものだ。
相反するイメージを脳内で組み合わせ、画面上に新たな生命体を作り出している。
それらはこの世に存在するものの集合体であるが、実際には存在せず、本当になることはない。

作り出すことは悲しい。
しかし私は、だからこそ美しいのだと信じている。


195 正木美穂 [退屈な部屋]
私は、家の中という閉じた空間の中でごく私的な、情報や一般的なイメージとして還元されないような視覚的、触覚的な体感、あるいはその集積を表現する事を目的としている。
私を起点として半径2メートル以内という、空間的にもコミュニケーションの面においても極めて限定的な括りのなかで、自分が世界をどう受け止めるのかを、絵画という曖昧で制限された媒体によって導きだそうと試みている。

オープニングイベント | 5月11日(土)
15:30~17:00 アーティスト・トーク
ゲスト:住吉智恵氏(アートプロデューサー、ライター)
17:00~19:00 交流会


全文提供:トーキョーワンダーサイト本郷
会期:2013年5月11日(土)~2013年6月2日(日)
時間:11:00 - 19:00
休日:5/13、5/20、5/27
会場:トーキョーワンダーサイト本郷
最終更新 2013年 5月 11日
 

関連情報


| EN |