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シムラユウスケ:Sightseeing
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2013年 2月 05日

《Sightseeing》 NEWYORK  2012、C-print 1800mm×1200mm  cYusuke Shimura, Courtesy of Yumiko Chiba Associates

2013 年 2 月 22 日(金)より、Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku にて、シムラユウスケの個展 “ Sightseeing ” を開催いたします。

シムラユウスケは、幼少期に出会った人類初の宇宙飛行士ガガーリンの「地球は青かった」という言葉に影響を受け、世界をマルチアングルに捉えた作品を発表しているアーティストです。

その表現は、世界を一定の距離で捉え続ける 「Magictime」 や 「WITCH」、「Human Museum」 といった写真作品、コンセプチャルなキャラクターを用いて世界の最先端の夢と希望へアプローチするドローイング、「DREAMING DREAMING」 「OPEN DREAM」 などのインタラクティブアートから、多面的に人の持つ夢の可能性を描く世界を創りだし、「人の夢とは何か」を照らし続けています。

本展では、新作の写真作品 「Sightseeing」 シリーズを展示いたします。

目の前にある建物や時間、人々などの現実的要素をパーツ化し、一瞬で再構築した世界を生み出すシムラ作品の特徴を見せる本作は、彼の視点(viewpoint)によって、鑑賞者を地球の中にいる観光者(sightseer)へと変化させます。 タイムズスクエアで記念撮影のシャッターを押す観光者たち。モニターに映るベースボールシーン。交差点で同時に歩みだす人々。 シムラユウスケはこのような様々な被写体すべてに同時に焦点を合わせ、あらゆる場所で物語が始まることを提示し、作品の前に立つ私たちをスペーストラベルさせていきます。一方向からの視点をマルチアングルに切り替え、私たちの世界には常に驚きと物語が生まれ続けていることを伝えていくシムラユウスケの作品。

本展では、彼の作品の特徴でもある、世界をパースペクティブに捉える直線(ライン)で切り出したドイツでの新作もご紹介いたします。ぜひ、ご高覧ください。

[作家プロフィール]
シムラユウスケ / Yusuke Shimura
1981 年生まれ。
現代アートの新しい担い手として、写真、ドローイング、インタラクティブアートを国内外で発表し、雑誌「TOKION」のニューヨーク特集、「装苑」の国内外で活躍する次世代の 6 人に取り上げられるなど、注目を集めているアーティスト。主な展覧会に「WITCH」(トーキョーワンダーサイト、東京 / 2008)、国内 2 都市のアップルストアによるシムラユウスケ特集、「OPEN DREAM」(BankART Studio NYK-AIR、横浜 / 2010)、「RUN°3」(Room Galleria、ミラノ, イタリア / 2011)、「Magictime」(NADiff Window gallery、東京 / 2012 | 同時発売 DVD「Magictime」)の他、 吉田カバン(PORTER)が唯一サポートしているアーティストとして「YUSUKE SHIMURA TOKYO NEWYORK supported by YOSHIDA&CO.」などのメディアワークを展開。2011 年 中東(ドバイ、シャルジャ)でのアーティスト・イン・レジデンスプログラムでの最新作の制作をはじめ、 2012 年には東南アジアの 2 都市(シンガポール、タイ)での個展、東アジアでの発表など海外での活動が注目を集めています。

■オープニングレセプション
2013年2月22日(金) 18:00-20:00

Yusuke Shimura

全文提供:ユミコ チバ アソシエイツ VIEWING ROOM-shinjuku
会期:2013年2月22日(金)~2013年3月16日(土)
時間:12:00-19:00
休日:日・月・祝
会場:ユミコ チバ アソシエイツ VIEWING ROOM-shinjuku
最終更新 2013年 2月 22日
 

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