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浦上有紀:内奥
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2013年 1月 23日

©Yuki Urakami

[作家コメント]
今何かを計画的に常に考えて写真を撮るのではなく、
今閃いた、感じた、その時その時の何かを表現したい、という
内なる欲求の衝動に駆られ、
内なる欲求を衝動的に形にしようとしている。
私の中では、壊そうとすることと、構築しようとすることが
相俟って混じりながら対立しており、
そこでは現実の具象と日常と実用性という対象物を


自分の世界で既に打ち消している。

そして、自分の黒と白の焦点を見つめ、
浮き彫りにしていくその黒と白の強調が
私の芯を核を目覚めさせるのであり、
その線に添いながら、ぶれずに添いながら
廃屋の先を、滑らかな曲線で描けたらいいと
強い視線で思い続けている。
焦がし、焦がし続けるまでにその先を熱望する己の欲求は熱く、
たとえ弱まる時も、打ち拉がれて鳴り止むことは―――――ない。

浦上有紀

[作家プロフィール]
浦上有紀(うらかみ ゆき)

1978   東京都生まれ
2009   本格的に写真作品を制作する
2010〜  インドに渡って撮影する


全文提供:ツァイト・フォト・サロン

会期:2013年3月29日(金)~2013年4月27日(土)
時間:10:30 - 18:30 (土 - 17:30) 
休日:日・月・祝
会場:ツァイト・フォト・サロン

最終更新 2013年 3月 29日
 

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