| EN |

女子美術大学大学院 版画修了作品展
Events
Written by In the document   
Published: January 08 2013
There are no translations available.

 

本展示では、作家達がそれぞれ異なった版表現を用い大学院の研究過程で研究してきたひとつの集大成ともいえる作品を展示します。 これから表現者として社会へ歩み出していく私達の展示をどうぞご高覧下さい。

[作家プロフィール]
○大石 照美
私は人の繋がりに強い関心があります。人の繋がりを築くことは簡単な事ではなく、関係を断つ事は容易いが故に、個人と他者との関係性を紐解くことは、その個人の意識や人間性を垣間見ることだと考えています。私はそういった関係性、繋がりに意識を落とし、自身と他者の境界に感じる景色、空間を銅版に刻みこむ事により作品を制作しています。
1988年東京生まれ
/
現在、女子美術大学大学院版画研究領域在籍

○熊谷 みずき
私は主に『室内風景』をテーマに制作しています。なぜなら私には「室内、 特に自室や身近な風景こそがその人物を最もよく表しているものである」という根本的な考えが存在しているです。
つまり『室内』は私自身の精神世界であり、私そのものなのです。
1986年神奈川生まれ
/
現在、女子美術大学大学院版画研究領域在籍

○桑原 佑実子
私達の存在する「世界」、身近なことから未知の領域までを含め、それをどのように「理解するか」のために多くの研究や音楽・文学が生み出されてきました。その中の一人として、私は「版画」という表現技法を用いて制作することでそれを成そうとしています。私達が計り知れないことを「大きな力」と呼ぶなら、それは「光」や「色彩」の持つ力のイメージと強く重ります。
1987年神奈川県生まれ / 現在、女子美術大学大学院版画研究領域在籍

○下河 智美
作品の中に「種」が登場しているがこれは人間を表す記号としている。「種」という神秘性に私は同一的存在の反復行為による差異を感じ、また版画に対する考えもこれと同様であり、そこに魅力を感じる。作品上では、過去の人々が生きた証は、現在の私達にしてみれば所詮過去の事象でしかなく、テキストのように出来事を記した文字でしかないと考える。
1989年東京生まれ
/
現在、女子美術大学大学院版画研究領域在籍

出品者:大石 照美 / 熊谷 みずき / 桑原 佑実子 / 下河 智美


全文提供:シロタ画廊

会期:2013年1月21日(月)~2013年1月26日(土)
時間:11:00〜19:00※最終日17:00まで
会場:シロタ画廊

Last Updated on January 21 2013
 

| EN |