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坂 茂:建築の考え方と作り方
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2012年 12月 19日

ポンピドゥーセンター・メス © Didier Boy de la Tour

建築家・坂茂の創作と活動を包括的に紹介する日本で初めての大規模個展。本展では、紙管をはじめとする様々な材料や構法を用いることで、住宅から公共施設、そして災害支援に至るまで、多くのプロジェクトを世界各地で進行させる建築家、坂 茂(ばん・しげる)の活動の全貌を紹介します。 坂の作品の特徴は、我々が普段、気にもかけずに見過ごしがちなものの中に建築の材料として特性を見出し、 それを建築作品として実用化するところにあります。坂はそのキャリアの早い段階から、これらの材料を用い つつ優れたデザインで解決する建築家として、独自の建築手法を展開してきました。  本展では、坂の初期作品から代表作「ポンピドゥーセンター・メス」、および進行中のプロジェクトに至るまで、 坂茂の仕事を写真、映像、模型、立体展示で辿ります。日本初の試みとなった 3 階建てのコンテナ仮設住宅の 実物大モックアップ(一世帯)を屋外に展示し、坂茂の活動の全貌を俯瞰できる構成を予定しています。

[作家プロフィール]
坂 茂

1957 年東京生まれ。クーパー・ユニオン建築学部を卒業。82 年、磯崎新アトリエに勤務。85 年、
坂茂建築設計を設立。95 年から 2000 年まで国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)コンサル
タント、同年に NGO VAN 設立。現在、京都造形芸術大学芸術学部環境デザイン学科教授。
<主な作品>「カーテンウォールの家」、「ハノーバー国際博覧会日本館」、
「ニコラス・G・ハイエック・センター」、「ポンピドゥーセンター・メス」他多数
<主な受賞>フランス建築アカデミー ゴールドメダル (2004)、アーノルド・W・ブルーナー
記念賞建築部門世界建築賞(2005)、日本建築学会賞作品部門(2009)、フランス芸術文化
勲章(2010)、オーギュスト・ペレ賞(2011)、芸術選奨文化部科学大臣賞(2012)他多数


全文提供:水戸芸術館現代美術ギャラリー
会期:2013年3月2日(土)~2013年5月12日(日)
時間:9:30 - 18:00(入場17:30まで)
休日:月
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
最終更新 2013年 3月 02日
 

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