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山本修路:実生の森
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2012年 11月 08日

 

このたびisland MEDIUMでは、山本修路個展『Forest of Seedling /実生の森』を開催致します。 是非、ご高覧頂けたら幸いです。

[作家コメント]
実生・・・種子から発芽したばかりの植物。

森は風景をつくる。樹木は森をつくる。樹木はどのようにしてそこにあるのか。
森のなかの樹木の下には、そこの環境に適した種子が発芽した実生がある。
種子が発芽するということは、その土地の自然環境(光、温度、水、土など)が発芽する条件を満たしていたということである。
発芽したあとも生長するのに適した環境条件でないと育つことができない。
実生は、そのほとんどが生存競争の中、自然淘汰され、消えていく運命にある。
しかし、その淘汰され消え行く中にも存在意義があり、森の循環システムに大きな役割を持っている。
次世代の準備、落葉落枝の流出の阻止、土に還ることでの養分になるなど、目には見えない働きをたくさんしている。
森をつくる樹木はこのほとんどが淘汰される実生がそこの理のもと育ったものであり、そこらに見える樹木は小さい小さい実生から始まったものなのである。

[作家プロフィール]
山本修路(やまもとしゅうじ)

1979 東京都生まれ。東京在住。
2005 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。
2005~ギャラリー等で発表し始める。
学生時代から植木屋の仕事を始める。
植物の生態学を学ぶ。
森に入る。

Opening Reception: November 24 18:00

<会期中イベント>
2012.12.15 sat 12:00~ 酒の会 The banquet
場所:island MEDIUM
※詳細はwebにてお知らせいたします。For additional information,please visit our website


全文提供:island MEDIUM
会期:2012年11月24日(月)~2012年12月16日(土)
時間:12:00 - 19:00
休日:月・火
会場:island MEDIUM
最終更新 2012年 11月 24日
 

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