ギャラリー広田美術では2012年12月7日(金)から12月22日(土)まで、野崎慎（ちか）展を開催いたします。 1984年生まれの野崎は、多摩美術大学大学院日本画研究領域を修了後、無所属で制作を続けている作家です。その制作は、身近な風景や花などがモチーフとなり、実直で情緒のある、懐かしく暖かい作品となって表現されます。「枯れゆく花を見て生をより強く想う」「差し込む光が強ければ強いほど、その影は色濃く落ちる」「希望や期待が大きいほど、不安や葛藤も大きくなる」というような、相反する事がらや感情を一筆に託し、作品として昇華させようと努力している制作が、鑑賞者に勇気や希望となって写ることを願っています。 全作品新作での個展は今回が初めてで、大作1点を含む約10点の展示を予定しています。ぜひご覧いただきたくと同時に、ご紹介くださいますようお願い申し上げます。

［作家プロフィール］
野崎 慎

1984年　埼玉県に生まれる
2007年　第18回臥龍桜日本画大賞展 入選
守谷育英会修学奨励金 特別賞
2008年　多摩美術大学日本画専攻卒業
2009年　トーキョーワンダーウォール公募2009 入選
第20回記念臥龍桜日本画大賞展 奨励賞
第18回佐藤国際文化育英財団奨学生展（佐藤美術館）
2010年　多摩美術大学大学院日本画研究領域修了
「アートアワードネクスト」入選（東京美術倶楽部）

※１２月７日（金）１７時からオープニングパーティー