絵師・金蔵 生誕200年記念 大絵金展 極彩の闇 |
展覧会 |
執筆: 記事中参照 |
公開日: 2012年 10月 15日 |
土佐独特の「芝居絵屏風」を大成した絵金(えきん)こと絵師・金蔵。文化 9(1812)年に町人の子として高知城下で生まれ、江戸で狩野派を学び土佐藩家老・桐間家の御用絵師となりました。しかし筆禍事件に巻き込まれ城下を離れ、高知県内を放浪して五月幟や横幟、凧絵などの仕事をしていたなどといわれています。 その後に絵金が生み出した、鮮やかな色彩で歌舞伎や浄瑠璃等の芝居を二曲一隻屏風に描いた芝居絵屏風。絵金や絵金の弟子たちだけでなく同時代の絵師らも手掛け幕末明治の土佐で流行しました。 絵金が没した明治 9(1876)年以降も多くの弟子たちによって昭和戦前まで描き続けられています。 本展では絵金の生誕 200 年を記念し、絵金の作品をはじめ、芝居絵屏風を生み出した土佐の風土や幕末という時代性、更に科学分析による最新の研究成果により、絵金の全貌をご紹介いたします。 また、本展と同時期、香美市立美術館、絵金蔵でも絵金をテーマとした企画展が開催されます。現在でも県内各地の夏祭りなどで飾られ親しまれている、高知の誇る芝居絵屏風の文化を今までにない規 模で、ご堪能いただけます。 ※高知県立美術館開館記念日 11 月 3日は全館無料&夜間開館(20:00 まで) 全文提供:高知県立美術館 会期:2012年10月28日(日)~2012年12月16日(日) |
最終更新 2012年 10月 28日 |