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西成田洋子 展
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2012年 9月 21日

記憶の領域2012

西成田洋子は80年代から発表を続ける立体作家です。 段ボールや知人から貰い受けた古着など日用の廃物と様々な素材を組み合わせた カオティックな立体作品が画廊にインスタレーションされます。

古着やコード、電化製品など使い古された捨得物が一個の作品に転生していきます。 表面の無数のヒダや複雑な表情は、個々の廃材に蓄積されたモノの時間を表してい るかの様です。
そして、素材に内包された時間を引き出すことによって作家は、モノに対する深い共感と愛着を提示しています。 曲げたられり接合しされたりして複雑に絡み合いあった細部は有機的な生命感を持ち、その結果作品は原初的な身体性を帯びてたたずみます。

今回の新作個展は新作の立体作品5点と、F80号くらいの平面作品を2点展示予定です。

[作家コメント]
稚拙な言葉の記憶を形にしました。

[作家プロフィール]
西成田洋子 Yoko Nishinarita

1953 茨城県に生まれる
1973 東京デザインアカデミーグラフィックデザイン科卒業
1998 フリーマンファンデーション・アメリカ
2002 日本芸術振興基金
2002-03 文化庁芸術家在外派遣研修でN.Y.に滞在。

1987年より多数個展

主なグループ展
1991 「今日の水戸の美術-1」水戸市立博物館,水戸
1995 「6つの座標・垂直の記憶、横たわる自然」O美術館,東京
2000 「現代美術の磁場2000」茨城県つくば美術館,茨城
2002 「RED」CJGギャラリー, ニューヨーク/U.S.A
2003 「Memory」A TASTE OF ART, ニューヨーク/U.S.A
2005-6「われらの時代」水戸芸術館, 茨城/
2006 「ドローイングをめぐって」茨城県つくば美術館, 他
2007 「第22回現代日本彫刻展 優秀模型展」宇部市文化会館, 山口
2007-08「文化庁芸術家在外研修制度40年記念「旅」展」国立新美術館, 東京
2008 「雨引きの里と彫刻2008」桜川市,茨城


全文提供:コバヤシ画廊
会期:2012年9月17日(月)~2012年9月29日(土)
時間:11:30 - 19:00(最終日17:00まで)
休日:日
会場:コバヤシ画廊
最終更新 2012年 9月 17日
 

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