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人見元基:楽園
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2009年 5月 22日

copyright(c) Motoki HITOMI | Courtesy of GALLERY MoMo

人見元基は1985 年島根県生まれ、2008 年東京藝大彫刻科を卒業、現在大学院に在籍して木彫による動物彫刻を制作しています。学部在学中の07 年には藝大アーツイン丸の内で丸の内芸術賞を受賞、ユーモアな中に悲哀感も混じり、NHK の番組で爆笑問題の田中氏から「目がお前にそっくり」と指摘されるまでもなく、その眼差しは作家自身の眼差しのようでもあり、作品の持つ表情となっているようです。

作家コメント
たとえば自身を縛るコンプレックス、自分を取り巻く世界への不安、人間関係の違和感、願望、憧憬、嫉妬、情愛、妄想。
人や動物や身の回りにあるものたちに、自分のなかで渦巻く思念を重ね合わせる。
生命が宿るように、溜め込んだものを外に吐き出すように、少しづつ少しづつ形にしていく。
そんな制作をしています。
初個展の今回の展示では、心の中に在る「楽園」をテーマにしました。
弱さや振り払えない劣等感を包み隠すように、築き上げられた自分だけの「楽園」。そこに生きるひねくれたいきもの達。
日常のふとしたことから生みだした物語を肌で感じてみてください。
2009 年 人見元基

※全文提供: ギャラリーモモ

最終更新 2009年 6月 06日
 

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