| EN |

磁器の表現-青・赤・白-加藤 委 山田 晶 和田 的
展覧会
執筆: カロンズネット編集3   
公開日: 2012年 8月 13日

加藤 委 作「スクエア」
39×47×高さ20cm

山田 晶 作「猩々緋翼器」
9.5×16×高さ19cm

和田 的 作「東京」
9.6×10.8×高さ37cm

現在の陶芸界において高い評価を得て、今後さらなる活躍が期待される3人の若き作家による、和光では初めての展覧会を開催いたします。
美しい青色の釉薬と、磁器のイメージに捉われない斬新で先鋭的な作品を作り出す加藤氏。猩々(しょうじょう)緋(ひ)と名付けた漆を連想させる赤い釉薬と、形を構成する伸びやかで美しい線が特徴の山田氏。彫刻の技法を駆使し、線と面が奏でる柔らかで陰影に満ちたフォルムを生み出す和田氏。三者三様の技法による個性的な作品が揃う今展では、花器や皿、鉢、香炉、蓋物、酒器など合計で約120点の出品です。青白磁の青、猩々緋の赤、白磁の白が織りなす世界をぜひご堪能ください。

[作家プロフィール]
加藤 委


1962年 岐阜県に生まれる
1979年 多治見市陶磁器意匠研究所を修了し、小田井窯に勤務する
1984年 独立する
1986年 尼ヶ根古窯発掘調査に参加し、保存運動を展開する
1996年 磁器の表現-1990年代の展開(東京国立近代美術館 工芸館)
1999年 ソウル産業大学にて講演及びワークショップ開催
2002年 現代陶芸の100年展(岐阜県現代陶芸美術館)
2003年 白磁・青磁の世界展(茨城県陶磁美術館)
2004年 ミノ・セラミックス・ナウ2004(岐阜県現代陶芸美術館)
2006年 陶磁 日本陶芸の伝統と前衛展(フランス国立陶磁器美術館)
2007年 第2回パラミタ陶芸大賞展(パラミタミュージアム)
2010年 試みの茶事・北の丸大茶会(東京国立近代美術館 工芸館)
2011年 白の時代(益子陶芸美術館)


山田 晶


1959年 京都に生まれる
1984年 京都市立工業試験場本科卒業
1989年 セラミック アネックス シガラキ‘89(滋賀県立近代美術館)
1994年 ビヨンド・ベゼル 器の概念を越えて(ロバートマクドガル美術館・ニュージーランド)
2000年 国際陶芸交流展(中国美術館・北京)
2005年 湖国を彩るやきもの(滋賀県立陶芸の森 陶芸館)
2006年 ビヨンド ザ ボーダーズ(シンガポール国立図書館)
季節を愉しむ(和光アートサロン)
2007年 朝日現代クラフト展招待出品(大阪、横浜)
SOFAニューヨーク(アメリカ)
2009年 陶の“うつわ”と“かたち”パート1(滋賀県立陶芸の森)
陶芸三人展-並び立つ象-(和光並木ホール)
2010年 第5回パラミタ陶芸大賞展(パラミタミュージアム)


和田 的


1978年 千葉県に生まれる
2001年 上瀧勝治に師事
2005年 独立、日本工芸会正会員に認定される
2007年 第35回新作陶芸展 日本工芸会賞受賞
文化庁新進芸術家研修員として渡仏
2009年 第3回菊池ビエンナーレ展 奨励賞受賞
第20回日本陶芸展 池田満寿夫賞受賞
2010年 第50回東日本伝統工芸展 第50回展記念賞受賞
白器「ダイ/台」を宮内庁買上げ
現代工芸への視点・茶事をめぐって(東京国立近代美術館 工芸館)
2011年 第6回パラミタ陶芸大賞展 大賞受賞(パラミタミュージアム)
白の時代(益子陶芸美術館)
現在 日本工芸会正会員

◎会期中、会場にて加藤 委氏、山田 晶氏、和田 的氏によるギャラリートークを予
定しております。

9月2日(日)14時~


全文提供:和光
会期:2012年9月1日(土)~2012年9月10日(月)
時間:10:30~19:00(最終日は17:00まで)
会場:和光ホール
最終更新 2012年 9月 01日
 

関連情報


| EN |