土を操り、土の力に任せながら出来上がるフォルムは、独創的、且つダイナミック。
狙いを定めていながらも、逆らわず、委ねる。

そこにある物の力を借りて、携えて。

それは、自然との戯れ、そして憧憬と敬意。

内側から湧き上がる様な力強さと大地の匂い、コンテンポラリーな立体感とバランス感。

彼だけにしか実現出来えない、生命力溢れる作品です。

海外での活躍が目覚ましい道川省三氏。毎年夏には、ヨーロッパで開催される陶芸のワークショップに招聘され、作品制作についてのプレゼンテーションを行っています。また、イギリス、ベルギー、ドイツ、フランス等のギャラリーで展覧会が開催されています。2005年には陶芸家としては初めて、北京市人民対外友好協会（北京オリンピック、北京マラソンなどの国家的事業を運営する組織）による個展が中国北京紫禁城において開催されました。 今春には、NYのSOFA展においてプレゼンテーションを行う作家のひとりに選ばれています。また、来年2013年カナダ、ケベック市公立ギャラリーに於いて展覧会、9月には、パリのフランス国立陶磁器美術館（セーブル美術館）での企画展での出展が決定しています。

今回の展覧会では、道川氏のスタイルを代表する花器やオブジェ、水差し、抹茶碗、鉢などをご紹介いたします。

［作家プロフィール］
道川省三

1953年 　北海道生まれ
1975年 　青山学院大学卒業
現在、愛知県瀬戸市に在住し、作陶を行っている

＜個展＞
2011年 Erskine, Hall & Coe イギリス　ロンドン
Plus Contemporay Ceramics ベルギー　ブリュッセル
Cavin-Morris Gallery USA ニューヨーク
Terre Rossa ドイツ　ライプツィヒ
Gallery Fu 愛知
2009年 Gallery Besson イギリス　ロンドン
2008年 Clara Scremini Gallery 　フランス　パリ
Gallery Fu 愛知
2007年 Gallery Besson イギリス　ロンドン
Izukan Gallery フィリピン　マニラ

＜企画・グループ展＞
2011年 Signature Shop & Gallery USA アトランタ
2009年 “The art of Japanese Craft 1870 to present” 展　
Philadelphia Museum of Art　USA フェラデルフィア
2008年 “Ａ Japanese Dialogue” The Scottish Gallery 　　　　　　　　　　　　　　イギリス　チチェスター

＜受賞歴＞
2005年 “CERANUCANISAUCO”　グランプリ受賞 イタリア　ラベンナ

＜コレクション収蔵＞
2009年 National Museum of Wales イギリス　ウェールズ
Aberystwyth University of Wales イギリス　ウェールズ
2007年 Philadelphia Museum of Art USA 　フィラデルフィア
2005年 日中交流センター　中国　北京
青龍寺　中国　西安

作家在廊日は、４月13日(金)～15日（日）
4月18日（水）は営業

■ギャラリートーク　（道川省三氏により作品の解説等）
4月15日（日）14時～15時
於　大塚文庫　
（東京都目黒区自由が丘　ギャラリーから徒歩1分）

全文提供：L’essentiel　‐レサンシエル‐

会期：2012年4月13日（金）～2012年4月23日（月）
会場：L’essentiel　‐レサンシエル‐