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Stone Appreciation
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Published: December 13 2011
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画像提供:京都精華大学広報課 | Copyright © DUNHILL AND O'BRIEN

京都精華大学ギャラリーフロールでは、美術作家マーク・ダンヒルとタミコ・オブライエンによる展覧会「Stone Appreciation」を開催いたします。

マーク・ダンヒルは、ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインの芸術学部長、タミコ・オブライエンは、ロンドン芸術大学キャンバウェル・カレッジ・オブ・アーツの副学長を務めています。両校は京都精華大学の海外協定校です。

展示内容
本展覧会では、支えなしで立つ石としてはイギリスで最も巨大であるといわれる巨礫、「バウダー・ストーン」(The Bowder Stone)を記録した40枚以上のポストカードのコレクションと、70メートルのキャリコ(無地の綿布)でバウダー・ストーンの 頂上部分を型取った新作の大きなスケールの彫刻を展示します。ダンヒルとオブライエンがこの巨礫に対して興味を持つきっかけとなったのは、過去の写真をもとに1868年に描かれた絵画のポストカードを目にしたことでした。その中でも彼らの関心を惹いたのは、巨礫そのもの以上に岩の頂点に階段が掛けられていることでした。その階段によって、単なる印象的な自然物は「高座」と「展望台」の両方に見立てることのできる「痛々しい」建築物に変容します。その石は、イギリスで最も「保護されてきた」場所の一つである有名な湖水地方にあり、そこで人の手を加えられ利用されてきました。

本展では、京都精華大学芸術学部造形学科の学生達との共同制作による「Stone Appreciation Study Room」を併設します。そのスペースには、アイルランドのブラーニー・ストーン(Blarney Stone)、オーストラリアのトーピド・ロック(Torpedo Rock)、米コロラドのバランスト・ロック(Balanced Rock)、京都の龍安寺の石といった、文化的価値のある石のイメージやオブジェのコレクションを展示します。

作家プロフィール
MARK DUNHILL AND TAMIKO O'BRIEN
マーク・ダンヒルとタミコ・オブライエンは1998年以来共同制作を続けており、イギリス英国、アイルランド、オランダ、イタリア、ドイツ、日本において、ギャラリーやプロジェクトスペースで展覧会を行なってきました。ローマのブリティッシュスクール、オランダのシェルトゲンボッシュにある欧州陶芸センターや、東京の遊工房アートスペースのアーティスト・イン・レジデンスにも参加しています。

二人は、個々の嗜好や自己表現が作品に反映されることを避けるために、精巧な装置や戦略、および他者の参加を伴う共同作業を行ってきました。シトー派修道院の床にある古代の穴、イサム・ノグチの巨大な石彫、二人の過去の作品といった既存のオブジェを転用した作品も発表しています。

Dunhill and O'Brien Webサイト
「Stone Appreciation」 Webサイト

全文提供: 京都精華大学広報課


会期: 2011年12月6日(火)-12月21日(水)*毎週日曜休館
時間: 10:30-18:30
会場: 京都精華大学 ギャラリーフロール

Last Updated on December 06 2011
 

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