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門坂流:自然と霊性
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2011年 11月 05日

《冬の木》| ペン・ドローイング | Copyright© Ryu Kadosaka | 画像提供:不忍画廊

細密な線描のみで、川や雲の流れ、樹木、山並みなどを描く作家・門坂流は、荘厳な滝を目の前にした瞬間や、鬱蒼とした樹林の中で森の一部となったような感覚を見事に捉えて表現しています。

それらの作品には、日本人に内在するスピリチュアル(霊性)なものへの畏敬の念が感じられます。

「・・・日本昔話の様な山裾の村で四季を通じて遊んだ少年時代、流れる水、風になびく稲穂の流動する形を観ているのが好きだった。それが今の仕事の精神の宝になっています。・・・モチーフに対する観念を「無」にして精神をコントロール、森羅万象の宇宙のリズムに眼と手を共鳴させ見えるがまま描きます」

美しく厳粛な自然と同化した少年時代に培われた感性は今も失われることなく、比類なき筆先の技術により作品へと生かされています。

当画廊で2年ぶりの個展となる今回は、日本の美しい風景・伝統を描き出したドローイングの新作を中心に約30点ご紹介します。

※全文提供: 不忍画廊


会期: 2011年11月5日(土)~2011年11月19日(土)※13日(日)休廊
会場: 不忍画廊

最終更新 2011年 11月 05日
 

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