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オラフ・ブルーニング:color studies
展覧会
執筆: 記事中参照   
公開日: 2009年 4月 09日

copy right(c) Kodama Gallery

Olaf BreuningはNYを拠点とし、映像や写真、立体作品によるインスタレーションで国際的に評価の高いスイス生まれのアーティストです。日本では児玉画廊での個展(2004年, 2007年)の他、森美術館で開催された「笑い展」(2007)に参加し、あえて何でもない風景やどうでも良い物に対してアクションを起こすその独特のユーモアセンスで多くの観客を魅了してきました。

一方、京都展の「color studies」では東京展とは対照的に、多彩な色合いをテーマに製作された写真をさながらカラーサンプルのように空間内に多数配する、Olaf Breuningにとって初めての試みとなる実験的でチャレンジングなインスタレーションを発表致します。日常生活の中に溢れ返っている”色”というありふれた命題に対しあえてクローズアップし、児玉画廊(京都)ならではの広く無機質な展示空間においてこそ引き立つ、Olaf Breuningの色彩感覚を視覚的、且つ体感的に表現しています。ギャラリー2Fのスペースでは、2004年の児玉画廊初個展で見せ好評を博した、二つの画面で唐突な場面転換を繰り返しながらも、互いにリンクするストーリーのある映画を観ているような印象を与える映像作品「HOME」のシリーズ最新作「HOME 2」をスクリーニングします。

昨年チューリッヒのMigros Museumで開催された展覧会の成功を受け、新作がいっそう待ち望まれるOlaf Breuningの満を持して発表される今展におきましては、"ステレオタイプ"に対するシニカルな姿勢やユーモアを備えた作品のスタイルはそのままに、新たに"色"をテーマに加味した世界観を双方の個展の対比により、存分にお楽しみ頂けることと存じます。

※全文提供: 児玉画廊

最終更新 2009年 4月 11日
 

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