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城下町龍野には、江戸時代からの地場産業の拠点である醤油蔵や、国内で最も知られている童謡「赤とんぼ」の作詞者三木露風の生家、江戸時代、人のあるべき倫理を説いた「石門心学」を広めるために町民自らが建設、運営した日本で唯一残る校舎「思誠舎」など多くの文化財があります。龍野の歴史が残してくれた、こうした文化遺産を保存するだけではなく、これらの魅力を活用、発信することを目指し、龍野アートプロジェクトを始動します。
本プロジェクトの目指すのは、次の3つです; 1.すぐれた現代美術を国内外に向けて発信する 2.醤油蔵など地域に残る古い建物を再活用・活性化する 3.地元市民と作家たちの間でのコミュニケーションをはかる
この3点を実現するため、今年度は「刻の記憶 Arts and Memories」をテーマとして、地域在住、出身の美術作家とフランス・ルーアン市美術学校卒業生の現代美術展を実施いたします。再生した醤油蔵や龍野城、聚遠亭(藩主の上屋敷)など、城下一円を会場とし、過去に積み重なった歴史を現代に蘇らせ、また新たな対話をはじめたいと思います。どうぞこの秋、魅力あふれる龍野へお出かけください。
◆特別招待作家:尹煕倉(ユン・ヒチャン YOON Heechang 1963-)、東影智裕(HIGASHIKAGE Tomohiro 1978-)、小谷真輔(KOTANI Shinsuke 1980-) ◆出品作家:佐藤文香(SATO Fumika 1985-)、芝田知佳(SHIBATA Chika 1984-)、ルーアン美術学校卒業生〈モーガン・アレ(Morgane ALLAIS 1985-)、カウータ・ベクレンシ(Kawtar BEKRENTCHIR 1985-)、エミリ・デュセール(Emilie DUSERRE 1986-)、レミ・ジャノ(Rémy JANNOT 1986-)、井上いくみ(INOUE Ikumi 1985-)〉 ◆芸術監督:加須屋明子(京都市立芸術大学准教授) ◆コーディネイト:井上美佳(ガレリアアーツ&ティー代表)
【関連行事】 ◆公開制作 日時: 11月13日(日) 10時~16時 場所: うすくち龍野醤油資料館(龍野町大手54-1)付近の醤油蔵にて。 参加費: 無料 内容: ルーアン美術学校卒業生が制作途中の様子を公開します。 *事前申込不要。
◆アーティストトーク1 小谷真輔×東影智裕×加須屋明子 日時: 11月19日(土) 13時半~15時 場所: 東丸かるちゃーるーむ、(龍野町大手44-2) 参加費: 無料 内容: 展覧会出品作家と芸術監督とが、展示作品を中心に展覧会の見所などを語ります。 *事前申込制、先着60 名
◆アーティストトーク2 尹煕倉「遠くを見る、近くを見る。」 日時: 11月20日(日)11時~12時/13時半~14時半 場所: 聚遠亭(藩主上屋敷・龍野町中霞城5-1) 参加費: 300円(和菓子と薄茶付) 協力: 中村宗敬 内容: 和菓子と薄茶をいただきながら、自作について語っていただきます。 *事前申込制、先着各20名程度
◆ワークショップ 佐藤文香「ハサミで描こう 〜コラージュ」 日時: 11 月 19 日(土)10 時~ 11 時半(対象:幼稚園年長〜小学校2年生) 11 月 19 日(土) 15 時~16 時半(対象:小学校3年生〜6年生) 11 月 20 日(日)10 時~ 11 時半(対象:幼稚園年長〜小学校2年生) 場所: うすくち龍野醤油資料館裏蔵にて。 参加費: 200 円(材料費)はさみ持参 内容: ハサミで色紙を切って貼り合わせながら、色や形の組み合わせを楽しみます。 *事前申込制、先着各 20 名程度
◆作品ガイドツアー 日時: 11月23日(水・祝)10時~11時半/13時半~15時 場所: うすくち龍野醤油資料館(龍野町大手54-1)付近の醤油蔵にて。 参加費: 無料 内容: 展示された作品を前に解説します。ガイドは加須屋明子、各出品作家 *事前申込不要。
申込方法:FAX 0791-63-0998 またはメールにて、希望行事名、日時、住所、氏名、連絡先(電話番号)を必ず記入してください。締切11月15日(必着) *都合により変更の生じる場合があります。 プログラムの詳細・予約は、公式ウェブサイト参照。URL http://tatsuno-art-project.com
※全文提供: たつの市立龍野歴史文化資料館
会期: 2011年11月18日(金)-2011年11月26(土)10:00~16:00 月曜休館 会場: うすくち龍野醤油資料館周辺の醤油蔵、龍野城、聚遠亭(藩主の上屋敷)